純粋に兄弟愛をテーマにした物語。
「あんちゃん」と言えば、長男で達也役の江口洋介さん。
このフレーズでモノマネされる、次男で雅也役の福山雅治さん。
今でこそ、この二人が兄弟役??となりますが…、どんなドラマでも「今考えると、超豪華!」ってなりますよね。
皆を母親のように包み込む小雪ねーちゃんを、酒井法子さん。
色々と問題を抱えながらも、兄弟を大切に想い表現する和也を、いしだ壱成さん。
思春期を迎え、色んな事に敏感になりつつも二人のお兄ちゃんに守られる小梅を、大路恵美さん。
車いす生活を余儀なくされるが、絵の才能を開花させ前向きになっていく末っ子の文也を、山本耕史さん。
何気ない日々に直面する問題に、この兄妹6人はどう立ち向かい、何を伝えていくのか。
そうは言っても、社会派ドラマの一つ
脚本の野島伸司さんは、社会問題を取り上げる作品が多いことで有名ですね。
当時、「核家族」という言葉が出始めた頃で、家族での対話(コミュニケーション)だけでなく、近隣や他人との交流に、「ちょっとした溝」を感じられるようになった時でした。
実際に、「ちょっと隣の家に醤油を借りに行く。」なんてよくあった話が、この頃から「他人との距離」を感じ取るのが難しい、それに加えて「家族のなかでの距離」が見えづらくなった…、と考えられるようになった…、と記憶しています。(ニュースにもなっていましたね。)
このドラマには、一貫して「兄弟愛・家族愛」がベースになっていて、それを100%以上の力で体現していたのが、達也にーちゃん(江口さん)でした。
今でも使われる名言は、心に刺さる
「そこに愛はあるのかい。」
あんちゃんがことあるごとに放つ、暖かくも痛烈に心に刺さる一言です。

「人や物のせいにして、自分はどうなんだい?」と、あんちゃんは兄弟だけでなく、どんな人に対しても愛をもって接する姿に、多くの視聴者は心を打たれたのではないでしょうか。
意表を突かれた作品
野島伸司さんは、このドラマの直前にTBSで「高校教師」(1993年)を手掛けらました。
この頃のTBSは、常に(少し暗めのイメージを植え付けてしまう)社会派ドラマを出し続け、「ちょっと浮ついた男と女の恋物語」を定着させていたフジテレビとは一線を画す構図ができていました。
各局のテレビドラマを遡ってみると、80年代は「家族・仲間」のテーマが多いです。このテーマをぬりかえ、より視聴者が飛びつく恋愛もので急成長したのがフジテレビでした。
ドラマ「高校教師」は、今までになかった角度の高校教師と生徒の恋愛ドラマであったために、巷でもかなり話題になりました。
主題歌が、ちょっと暗め…でしたもんね。
そんな作品の次が「ひとつ屋根の下」だったので、第一話から「?これって、野島伸司?」となったことを覚えています。
恋愛ものでもない、社会派と言っても明るい、家族をテーマにしているのは流行に逆らっている?
色々と評価が分かれていましたね~。
何かに迷ったら、あんちゃん!
ドラマの最終回、この6人の家族(柏木家)に、とても大きな問題が降りかかります。
その問題を真向から受け止め、皆にとって良い道を探し、先頭に立って進んでいくあんちゃんの姿は、今でも感動を覚えます。
今だからこそ必要なメッセージが、このドラマにはある!
…と、言い切りましょう。
余談:このドラマの後、江口さんはドラマ「救命病棟24時」やドラマ「白い巨塔」などで素晴らしい演技を披露されていますが…、私にとっては「あんちゃん!」でずっと止まっていますw
皆様の毎日に、Woo Hoo!を届けたい。
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