バブル期の学生たちが、就職活動に立ち向かう青春群像映画。
今ではあり得ない、完全売り手市場の就職活動。
超優秀とされる早稲田大学生は、どこの企業からも引っ張りだこ。しかし、その分競争も激しく、バブル期絶頂のなかで大学生の悩みや葛藤を描く、笑いあり涙ありの青春映画です。
さすがはフジテレビという描き方
所々に、フジテイストを詰め込んでいるところは、さすがだな~っと当時感じました。配役も主人公の大原健雄役に織田裕二さん、大原に好意を抱く甲斐鞠子役に仙道敦子さん、大原に言い寄るテレビ局の人事で働く秋山葉子役に和久井映見さん。
仙道敦子さんを学生役、和久井さんをOL役に選び、「80年代後半に流行したファッションと化粧」で2人の女性像をくっきり分けている(=色気)ところは、フジテレビのドラマでありがちな方法でした。
映画のなかで、「東京ラブストーリー」というセリフを織田さんに言われているところもいいです!
(踊る大走査線でもありましたねw)
友人として、大原の高校の後輩で大学では同級生の立川修役に的場浩司さん、地方の金持ちの同級生役に坂上忍さん、そしてその他の友人として無名だった羽田美智子さんや伊藤智恵理さん、鶴田真由さんなどが出演されています。
主人公とヒロインを外から固める配役は、方々の当時の活躍や他での共演履歴と相性から「なるほどね。」と感じる部分=二人を引き立てるように人選されている、と感じてしまうのはなぜでしょうか?
話の展開は、この時代によくあった「なんだか早すぎる」内容で、何か問題や課題にぶち当たったと思ったら、すぐ次に進めてしまうので、ドタバタドタバタ進んでいきます。(良くも悪くもですよw)
公開年には終わったバブル就職
映画公開の1991年には、バブルがはじけ「それどころではない」といった勢いで、すぐさま就職氷河期へと突入します。それから7年経った1997年11月に「山一証券の自主廃業」により1998年からの5年は、さらに冷え込んだことを思い出します。
つまりは、この映画は1980年後半の「めっさ良かった時期」のお話ってことになりますね。
この時期に就職された方々から聞く、就職活動に関する話は「一切役に立たない」と先輩たちがぼやいていたのが懐かしいです。
大切なメッセージをお聴き下さい
この映画には、「何もしなければ、何者にもなれない」というメッセージが込められています。
キャッチコピーは「なりたいものじゃなくて、なれるものを探していたら、もう大人になっていた」です。
この言葉は、豊かになった80年代から多くの若者が抱える感情(葛藤?)になりましたね。
この言葉に続くかのように、今では「なれるものが見つかっても、そこに身を置きたくないからあきらめた」…、
そんな寂しい現状があるのも確かです。
だからこそ、
「何もしなければ、何者にもなれない。挑戦して失敗するより、何もしないで後悔するほうが何倍も苦しい。だからこそ、動け!」
というメッセージが、今でも強く伝わってくる映画なのです!
「どんなときも」
映画の主題歌は、駆け出しの槇原敬之さんの「どんなときも」です。私は、この映画を通じて、槇原さんのファンになり、それ以降2年間毎日この曲を聴き続けました。
だれしも下を向きたくなる、どうしても下を向いてしまう時がある。それでもしっかりと足をふんばり、前に進む勇気をくれる曲です。だからこそ、今でもふとした時に聴きたくなる曲です。
映画の最後の最後シーンで織田さんが見せてくれる笑顔、それがこの映画の全てですよ~!
皆様の毎日に、Woo Hoo!を届けたい。
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