先日、病院の待合室で自分の名前が呼ばれたとき、「あれ、自分?」と一瞬迷ってしまいました。

苗字は合っているのに、下の名前のイントネーションが違って聞こえたのです。

恐る恐る立ち上がると受付の方が、「今日はちょっと若めに呼んでみました」とにっこり。

…そういう若返り方なら、もっと頻繁にお願いしたいものです。





子どもの頃の思い出



子どもの頃、よくおばあちゃんと散歩をしました。

道ばたの草花を指さして、名前や使い道を教えてくれましたが、覚えているのはほとんどありません。

それでも、野苺を見つけたときのことだけは忘れられません。

「これは食べられるよ」と手のひらにのせてくれた、小さくて赤い実。

その甘酸っぱさは、今も口の中によみがえります。