さて、私事ですが2024年7月上旬、遂にコロナウイルスに感染致しまして。

症状は比較的軽めだったんですがやっぱりというか辛いんですよ。

色々あって翌日に仕事復帰できる、というタイミングでこいつが来ました。

 

バンダイの復刻版ジャンボマシンダー・マジンガーZ。

ジャンボマシンダーの復刻というとユニファブのジャンボマシーンがあるんですが

それ以来のニューカマー。ジャンボマシーンはなるべく当時品に忠実に、だったんですが

今回の復刻版ジャンボマシンダーは事前にアナウンスされている通り

○ロケットパンチの発射ギミック追加

○パイルダーの固定を磁石に変更

の二点が変更されており、更にボーナスパーツとして速射6連ミサイルが

オマケに付いています。今後ジェットスクランダーは発売されるのかな?

 

 

本体と付属品。各所でオリジナルやジャンボマシーンと比較されていまして、

それによると結構違いがある(パイルダーの造形や腕の長さなど)様ですが

単体で飾っておく分には文句の付けようがない出来。

新品バリバリのジャンボマシンダーは新鮮です。

 

手持ちのユニファブ・ジャンボマシーン版のグレートマジンガーと並べて。

12月にバンダイからも復刻版が出るのですが一足お先にダブルマジンガーを再現。

ジャンボマシーンと復刻版のグレートは二期仕様との事で(贅沢なのは承知で)

一期を熱望している人にとってはやや残念な話。

頭部上端が短くなっている以外に、耳が短く、且つ上に反った様に変更されています。

Zとグレートをこうして見比べると超合金同様造形的な進化が見て取れます。

 

速射6連ミサイルをセット。ジャンボマシーン(グレート)の方は少し緩めで

カッチリはまりません。パンチ発射ギミック追加の影響か

復刻版マシンダーの方が若干長め。

ちなみに12月発売の復刻版は超速射ミサイルが付属と

ショーグンウォリアーズ版を意識した仕様ですが追加要素として

新規造形の大きなマジンガーブレードが付属するとの事。

 

ユニファブはジャンボマシーンの原型を制作する際、当時と同様に木材を使用する事で

成形品に当時品の様な木目が出ている点を再現しています。

 

もうひとつ、うちにあるオリジナルのジャンボマシンダーも引っ張り出してみます。

こちらはゲッターロボGのポセイドン。30年以上前地元の個人経営のお店から

売れ残りを確保したもの。

 

復刻版と比較。ゲッターGはマジンガーZよりひとまわり大きめ。

ほとんど出した事ないんですけとシールの劣化が進んでますね。

ポセイドンに速射6連ミサイルを取り付けたところ。

こちらは気持ち良いくらいにカッチリと取り付けできます。流石直系のご先祖様。

 

さて今回の復刻版Z、腕と並んで当時品との最大の違いはパイルダー接合面。

オリジナルは上に向かって大きなダボが付いていたのですが

磁石による固定となった為スッキリしています。当然パイルダー側の受けもありません。

 

この変更がアナウンスされた時、脳裏をよぎったのは本放送当時に発売された絵本。

ジャンボマシンダーを使った写真で構成された絵本があったそうで

その絵本では頭部のダボを切り取ってミニミニホバーパイルダー号を乗せた

マジンガーZが登場していました。

幸か不幸かうちには当時品のミニミニホバーパイルダー号がありまして…

(多分20年以上?前に発見された不良在庫を放出したもの)

 

この、ジャンボマシンダーとポピニカの様に異なるブランドの玩具を組み合わせた、

後に「コンビネーション」と呼ばれる手法は

後の大空魔竜で正式に実装され、更に後年超合金+ポピニカの組み合わせで

バトルフィーバーJから定着していきます。

当時の人としてはポピニカのブレーンコンドルやガードランチャーが

ジャンボマシンダーに合体できない事が不満で(持ってないのに)したが

実はグレートの一期の時点でポピニカブレーンコンドルとの連動が

検討されていたらしい、的な話を耳にしまして…

結論としてはガイキングまで持ち越し、となった様です。

 

あれから50年、ようやく個人で、しかも無改造で再現できる!!

となればまぁ引っ張り出しちゃいますよねー。

というか実は購入の決め手になったのはこの仕様変更。いざマジンゴー!!

 

ちょっと前置きが長くなりましたが、あの頃夢見たポピニカのパイルダーオン!!

 

正面から見るとちょいとパイルダーが細身なんですがそれは言いっこなし。

当時ダイナミックプロの裏方だった永井豪先生のお兄様が

パイルダーの商品化用の図面を引いたというのは有名な話。

 

 

と、いうわけで今回の復刻版には「ミニミニホバーパイルダー号のディスプレイ台」

にもなりうるという新たなプレイバリューが付加されたのでした。私の中で。

 

これは50年経過した玩具あるあるでして、ジャンボマシンダーが諸事情で番組本編や

玩具のカタログスペックから独り歩きして独自の文化(といったら大袈裟ですかね?)

を構築していった、その一つの例だと思っています。

例えば市民権を得たアオシマの合体マッハバロン、

例えば日本テレビの「少年探偵団」で小道具として使われた

タカラ・ミクロマンシリーズのエスカルゴなどなど。

 

もし公式がそれを見越した上でこういう仕様にしてくれたのだとしたら、

これはもう足を向けて眠れません。

ちなみにジェットパイルダーはエンジンが引っかかってパイルダーオンならずー残念。

うちの個体はご覧の有様なんですが、最終回を彷彿とさせるくたびれ具合で

けっこうお気に入りなんです。

 

ちなみにイジリー岡田さんのyoutubeチャンネルでミニミニパイルダーのパイルダーオンが

披露されております。興味ある方は是非。件の部分は27:15頃から。

 

 

 

ここから先はオマケ。

ジャンボマシーンのグレートと当時品のポセイドンの比較。

当時的にはゲッターGはグレートと共闘してるイメージが強いので

こっちの方が並べててしっくりきます。

 

 

ポセイドンのギミックはキャタピラオンとミサイル発射。

ただしミサイルは圧縮空気で打ち出す方式なので上手く飛ばない、というか

ほとんどお飾り状態です。かなり勢いつけてポンプを潰さないと

飛んで行かないんですよコレ。

 

キャタピラオン状態では身長がひとまわり小さくなります。

この後変形ギミックを持つジャンボマシンダーが登場していきますが

ポセイドンはその先駆けとなります。

 

超合金版ゲッターロボG三種と記念撮影。

ブログ主は当時ジャンボマシンダーのライガーを、兄がドラゴンを持ってました。

親類に貰われていってその後行方不明ですが、時代を超えて当時持ってなかった分を

補完したのでした。となると途端にドラゴンとライガー買い戻したく(いや無理だから)

 

ポピニカのドラゴン号。

実家近くのホビーオフで1600円で購入したジャンク品。

シールの痛みがありますが本体はまずまずのコンディション。

 

と、いう事で復刻版ジャンボマシンダーにかこつけて色々と遊んでみました。

次は12月のグレートマジンガーなのだ。