普段ミクロマンやらの割とメジャーな玩具系を取り上げることの多い当ブログですが

ブログ主はその辺の王道から外れたチープトイ系なんかも大好きでして、

特に子供の頃触れた70年代の玩具なんかはそりゃもう大好物なんです。

顧みれば高額商品なんかをポンポン買い与える親なんかいないので

普段は「今日はおもちゃはダメよ!!」と子供を引きずって帰る&抵抗して泣き叫ぶ、

てな攻防は時代を超えて繰り広げられている訳でして。

でもなんか欲しい子供はスーパーのお菓子売り場のフックトイなんかを

虎視眈々と狙っている…

前置きが長くなりましたが今回はそんな子供の味方、

ナガサキヤのロボット達を愛でていきたいな、と。

その前にナガサキヤについて。

1920年代から2000年まで操業していた老舗のお菓子屋さんで

70年代頃から今で言う食玩方面を手掛けていましたが

70年代のナガサキヤと言えばお菓子屋のパッケージが玩具になっており、

80年〜90年代以降のキャラクター玩具とはちょっと異なっていました。

世代によってナガサキヤに対するイメージは違うと思いますが

自分は70年代世代ですので今回はそっち系と言う事で。

 

などと言ってみたところでそんなに持ってる訳ではありませんで(おい)、

今うちにあるのはこの四体。しかも一体はちと出自がアヤシイのもありまして。

ちょっと調べたりしたのでお付き合いの程を。

 

先ずはこの二体。なんか60年代辺りのセンス漂う不思議なロボット。

ヤフオクなんかには頻繁に出品されている様で、という事は当時かなりの数が

作られた当時のヒット商品なのでは、と推察しています。

 

事実この手のデザインは汎用性が高く、テレビのヒーローロボットの対戦相手としては

もってこいの存在なので当時この様にして遊んだ、という方もおられたのでは?

(大体スタンダードサイズのソフビに並べるのにもってこいのサイズ感ですね)

 

以下三点はヤフオクからの引用となりますが

このロボット、完品ではこの様な状態だったそうです。

商品名は「キャプテンロボ」。

両腕が定番のロケットパンチになっていたそうで

お菓子屋のパッケージとしてはかなり豪華。

うちの個体はパンチと胸のクリアカバー、底面の蓋が欠品している様です。

色に関してはこの他に緑もあった模様。

完品、いつか欲しいな…

 

二種目はちょっと小さめのロボット。名称不明。

両手は伸縮するものの発射する事は出来ません。

このロボットは胸にルーレットが内蔵されており

耳の部分の黄色のパーツを押し込むと勢いよく回ります。

 

色といいギミックといいミクロマンのマリンコンドルを彷彿とさせますが

当然お互いに関連性はなく、ロボットには例によってカラバリ有りなのです。

 

お尻には「KKナガサキヤ」の刻印が。

キャプテンロボに比べると胴体がかなり薄いのであんまりお菓子屋入らなかったのでは?

 

こっちもレッドバロンと対戦させてみます。ちょっと顔似てるね君たち。

 

三体目は水鉄砲のギミックを持つロボット。

 

足元を水に浸し頭頂部のレバーを上下させると腕の先端から水をピュー…という仕掛け。

ただこれ、ナガサキヤのロボット、という触れ込みだったんですけどちと眉唾モノ。

 

 

と、いうのもこのロボットとよく似た、同一のギミックの玩具がトミーから出てたんです。

 

以上二点はヤフオクから。

この玩具はトミー製のジェッターマンという玩具で、もしかすると小さい方も

トミー製の廉価版の商品なのかも、という疑惑が(そんな大袈裟なもんか?)

 

 

 

トミーでは水中ロボットマリンダーの廉価版として

「ふろっ子マリンダー」という商品を出していたのでそっちの線の可能性もあるのかな?

 

ちなみにジェッターマンの方は背中にセレクタースイッチがありまして

水の吹き出し口を腕、または胸&目のどちらかを選べる様になっています。

 

こっちはマッハバロンと対戦。どうしても主役ロボしか出ないこのへんのマイナー系には

とーってもありがたい対戦相手…ってここまでナガサキヤが想定してたとしたら

プランナーさんは相当の切れ者ですよ!?

 

てな感じで懐かしのドマイナー系ロボット軍団でした。

間違っても復刻されたりはしない面々ではありますが、

それだけに自分含む世代の人には強烈に記憶に残っているのです。