キッドにまつわるエトセトラ、という事で

エロルヤ光線銃の謎に迫る第三回。前回

 

 

 

はAB二種を比較してみた訳ですが、今回は本編に使われたものを調べてみます。

 

その前に、実は型番等のデータを調べられないかと

ナショナルの1960年総合カタログを入手してみたんですが…

 

なんとキッド・ライトが掲載されてない!?うそやん!?

またエロルヤ光線銃の謎が増えたよマイガーッ!!

 

…まぁ前々回紹介した様に1960年の「ぼくら」11月号に

A型と思しき個体が掲載されていますので当時発売されていたのは確からしいのですが。

ひょっとして通常の家電品とは違うイレギュラー品扱いだったんですかね?

 

ちなみに劇中小道具として登場したもう一方のアイテム、

「マジックラジオ」ことT-11は掲載されています。当時の価格で7000円って相当ですな…

 

ちょっと脱線しましたが、話を戻して本編中のエロルヤ光線銃を見てみましょう。

今回も他所様からの拾い画像なので恐縮なのですが。

 

恐らく本編中のキャプチャー画像を見てみると、レンズ内側が黒く

レンズキャップ内側に白い縁取りの様なものが見て取れます。これは

反射板がなく、白のパッキンが見えるA型の用に見えますがどうでしょう?

 

こちらの画像は二丁拳銃を構えています。

加工されている様なので断言できませんが、左手の光線銃は上記と同じく

反射板なし&白パッキンが見える、一方右手の銃はB型にある

右側面のリベットが確認できない為、やはりA型に見えますがどうでしょうか?

 

本編全てを確認している訳ではないのでB型の使用を否定するものではありませんが

少なくともA型が撮影に使用されていた、と当ブログでは推測しています。

 

以上二回に分けて検証してみたのですが、どうも俗に言われる「キッド・ライト」とは

A型の方を指しているのでは、と思えてなりません。

それを調べるためにカタログを入手したのですが、まさか掲載されてないとは、ねぇ?

 

と、いう事で手詰まりになったのでエロルヤ光線銃の深掘りはここまでで一旦保留。

追加資料など発見できたら改めて再開するという事でお粗末様でした。