いっちゃんと喧嘩した。もう、一週間も口きいてない。
その日いっちゃんとの帰り道、久しぶりにハル君と合流した。「ハル君とこうしてゆっくり話をするの、久しぶりだよね」「そうかな?」「だって、いつもクラブとお店の手伝いで、忙しいじゃない」「ハハハ」つい、ハル君と盛り上がってしまった。
「お前、はしゃぎすぎ」ハル君と別れた後、いっちゃんがそう言った。「そうかな?」「ハルと帰るのがそんなに嬉しいのかよ」「だって普段なかなか一緒に帰れないもんね、テンションあがっちゃった」「あがっちゃったじゃねえよ、俺と帰るのつまんねーの?」「どうして?そんなことないよ」「そんなことあったじゃん」口喧嘩になってしまった。
その日から、いっちゃんはクロフネに来なくなった。
「まだ、一護と喧嘩してるのか?」竜兄のその一言で、みんなの視線が私に集中した。「えっ」「俺のせいだな。ごめんね※※」「ハル君は、悪くないよ。あの時、私がもっと気をつけていれば…」「いっちゃん、ヤキモチやき屋さんだから~」りっちゃんがそう言うと、竜兄が言った。「何言ってんだ。一護はケーキ屋だろうが?」「り、竜兄」「そういう意味じゃないよ」りっちゃんとハル君が苦笑する。
「でも、今回長いね」マスターがそう言った。「※※ちゃん、いつもならすぐに謝って仲直りするのにどうしたの?」「学校でも避けられて、メールも返事くれなくて…」「どうしたものかな?一護の奴」マスターがため息をついた。
「もう一護なんてやめちゃえば」それまで、黙ってたタケちゃんがボソッと言った。「え?た、タケちゃん?」「いつもあいつの我が儘に振り回されてるんだし、この際リセットして」びっくりして言葉が出ない。
「いいね、※※ちゃん僕と付き合わない?」りっちゃんが手をあげて言った。「僕なら、毎日※※ちゃんの為にだけピアノを弾いてあげるよ」「りっちゃん…」
「※※、俺と付き合ったら毎日、タダででかい風呂に入れてやる」「た、タケちゃん?」
「俺なら毎日、野菜食わしてやるぞ!」「竜、果物食わせてやれよ」マスターが苦笑しながら言った。
「じゃあ、俺は毎日※※の部屋を花いっぱいにしてあげるよ」ハル君が微笑みながら言った。「ハル君まで…みんな?どうしたの?」するとマスターが「みんな※※ちゃんが、元気ないのが心配なんだよ」「あ、ありがとう」嬉しくって涙が出そうになった。
「で、誰を選ぶ?」マスターが怪しく微笑む。「え、誰?」「そう、あんなお子様で冷徹な一護振って、楽しい毎日を送る為に」誰を選ぶって…私が好きなのは…
「※※は、俺のだあっ!!」突然、カウンターからいっちゃんの声がしたと思ったら、いつの間にかそこに立っていた。
「理人だと毎日あのお袋に虐められて、タケだとあの婆さんに毎日フラダンス踊らされ、竜兄は毎日ピーマン食わされ、ハルだと…えっ?」びっくりしたのと嬉しいのとで涙が出てきた。涙をぽろぽろ流す私の姿を見て、いっちゃんは言葉を止めた。
「何、泣いてんだよ?!」「だって、久しぶりにいっちゃんが、口きいてくれたんだもん~」涙が止まらない。「泣きやめよ」いっちゃんが、カウンターから出て来て涙を拭ってくれる。「鼻水でてる」「ひ、ひどい~。誰のせいで…」優しく唇で涙を拭ってくれた。そして、優しく抱きしめてくれた。
「ごめん」耳元でいっちゃんが囁く。「学校でも口きいてくれないし、メールの返事もくれないし…もう、どうしていいのかわかんなくって」泣きながらいっちゃんの胸の中でそう言うと「ごめん、悪かった」そう言って強く抱きしめてくれた。
「お前ら、俺達の存在を無視するな」タケちゃんの言葉で我にかえった。「キャッ、ごめんなさい!」離れようとしたけど、いっちゃんが離してくれない。「い、いっちゃん」「やだ。こいつらが、二度とお前に手を出さない様にしないと」「原因作ったの誰だよ、つか、竜兄ショックで固まってる」ハルがそう言った。
落ち着いて話をきくと、マスターがいっちゃんを呼びだしカウンターに隠して、私の本心を聞かせるつもりだったらしい。「※※ちゃんの本心聞く前に、一護の本心聞けたから結果オーライ」マスターが笑いながらそう言った。
「さっきどうして、すぐに俺の名前出なかったんだよ」「だって、嫌われてるかもと思ったら…」「迷わず俺の名前出すべきだろう」そんな言い合いが始まると「もう、一肌脱がないよ」みんなに釘をさされてしまった。
言い訳
甘い話を書くつもりでした。aikoのボーイフレンド聴いて、無性に甘い話書きたくなったんだが…書きたいと書けるは、違うとこの歳になってやっと気付きまちた…
その日いっちゃんとの帰り道、久しぶりにハル君と合流した。「ハル君とこうしてゆっくり話をするの、久しぶりだよね」「そうかな?」「だって、いつもクラブとお店の手伝いで、忙しいじゃない」「ハハハ」つい、ハル君と盛り上がってしまった。
「お前、はしゃぎすぎ」ハル君と別れた後、いっちゃんがそう言った。「そうかな?」「ハルと帰るのがそんなに嬉しいのかよ」「だって普段なかなか一緒に帰れないもんね、テンションあがっちゃった」「あがっちゃったじゃねえよ、俺と帰るのつまんねーの?」「どうして?そんなことないよ」「そんなことあったじゃん」口喧嘩になってしまった。
その日から、いっちゃんはクロフネに来なくなった。
「まだ、一護と喧嘩してるのか?」竜兄のその一言で、みんなの視線が私に集中した。「えっ」「俺のせいだな。ごめんね※※」「ハル君は、悪くないよ。あの時、私がもっと気をつけていれば…」「いっちゃん、ヤキモチやき屋さんだから~」りっちゃんがそう言うと、竜兄が言った。「何言ってんだ。一護はケーキ屋だろうが?」「り、竜兄」「そういう意味じゃないよ」りっちゃんとハル君が苦笑する。
「でも、今回長いね」マスターがそう言った。「※※ちゃん、いつもならすぐに謝って仲直りするのにどうしたの?」「学校でも避けられて、メールも返事くれなくて…」「どうしたものかな?一護の奴」マスターがため息をついた。
「もう一護なんてやめちゃえば」それまで、黙ってたタケちゃんがボソッと言った。「え?た、タケちゃん?」「いつもあいつの我が儘に振り回されてるんだし、この際リセットして」びっくりして言葉が出ない。
「いいね、※※ちゃん僕と付き合わない?」りっちゃんが手をあげて言った。「僕なら、毎日※※ちゃんの為にだけピアノを弾いてあげるよ」「りっちゃん…」
「※※、俺と付き合ったら毎日、タダででかい風呂に入れてやる」「た、タケちゃん?」
「俺なら毎日、野菜食わしてやるぞ!」「竜、果物食わせてやれよ」マスターが苦笑しながら言った。
「じゃあ、俺は毎日※※の部屋を花いっぱいにしてあげるよ」ハル君が微笑みながら言った。「ハル君まで…みんな?どうしたの?」するとマスターが「みんな※※ちゃんが、元気ないのが心配なんだよ」「あ、ありがとう」嬉しくって涙が出そうになった。
「で、誰を選ぶ?」マスターが怪しく微笑む。「え、誰?」「そう、あんなお子様で冷徹な一護振って、楽しい毎日を送る為に」誰を選ぶって…私が好きなのは…
「※※は、俺のだあっ!!」突然、カウンターからいっちゃんの声がしたと思ったら、いつの間にかそこに立っていた。
「理人だと毎日あのお袋に虐められて、タケだとあの婆さんに毎日フラダンス踊らされ、竜兄は毎日ピーマン食わされ、ハルだと…えっ?」びっくりしたのと嬉しいのとで涙が出てきた。涙をぽろぽろ流す私の姿を見て、いっちゃんは言葉を止めた。
「何、泣いてんだよ?!」「だって、久しぶりにいっちゃんが、口きいてくれたんだもん~」涙が止まらない。「泣きやめよ」いっちゃんが、カウンターから出て来て涙を拭ってくれる。「鼻水でてる」「ひ、ひどい~。誰のせいで…」優しく唇で涙を拭ってくれた。そして、優しく抱きしめてくれた。
「ごめん」耳元でいっちゃんが囁く。「学校でも口きいてくれないし、メールの返事もくれないし…もう、どうしていいのかわかんなくって」泣きながらいっちゃんの胸の中でそう言うと「ごめん、悪かった」そう言って強く抱きしめてくれた。
「お前ら、俺達の存在を無視するな」タケちゃんの言葉で我にかえった。「キャッ、ごめんなさい!」離れようとしたけど、いっちゃんが離してくれない。「い、いっちゃん」「やだ。こいつらが、二度とお前に手を出さない様にしないと」「原因作ったの誰だよ、つか、竜兄ショックで固まってる」ハルがそう言った。
落ち着いて話をきくと、マスターがいっちゃんを呼びだしカウンターに隠して、私の本心を聞かせるつもりだったらしい。「※※ちゃんの本心聞く前に、一護の本心聞けたから結果オーライ」マスターが笑いながらそう言った。
「さっきどうして、すぐに俺の名前出なかったんだよ」「だって、嫌われてるかもと思ったら…」「迷わず俺の名前出すべきだろう」そんな言い合いが始まると「もう、一肌脱がないよ」みんなに釘をさされてしまった。
言い訳
甘い話を書くつもりでした。aikoのボーイフレンド聴いて、無性に甘い話書きたくなったんだが…書きたいと書けるは、違うとこの歳になってやっと気付きまちた…