“Concert on Ice” 25周年記念 | WFS JAPAN

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“Concert on Ice” celebrated its 25th anniversary
By Olga Fluegge





ドイツ最高のアイスショー“Concert on Ice”は先週の日曜日、インゴルシュタットにて25周年を祝った。イベントの主催はスポットライト・プロダクション。

毎年同様、3000人収容できる“Saturn Arena”は観客で満員となった。音楽シーンの真のオールラウンドプレーヤーであるクリス・トンプソンとMarkus Engelstadterが、Lumberjack Big Bandの演奏によってステージにて歌を披露した。

ヨーロッパや世界各国のスケーター達が大会やナショナルズの準備に忙しい週末を過ごしていたにも関わらず、ショーに参加したキャストは豪華な顔ぶれだった。

2008年世界チャンピオンであるカナダのジェフリー・バトルはショーの目玉の一人。この経験豊かなパフォーマーは、有名なエキシビションナンバー“Halleluhja”と“Sunglasses in the night”を披露し、観衆を魅了した。もう一人のカナダからのスケーター、2度のカナダチャンピオンであるショーン・ソーヤーは初めてインゴルシュタットでパフォーマンスをし、アクロバティックなナンバーの“Alegria”と、とてもパワフルかつ表現力豊かな“Feeling good”を見せ、観客のお気に入りとなった。



Shawn Sawyer


ソーヤーは9歳でスケートを始めるまでは器械体操をしており、そのアクロバットに対する情熱を今も残している。2人のカナダ人たちは打楽器の音に即興で応じ、複雑な足さばきとエッジワークを披露した。

11度のイギリスチャンピオンであるジェナ・マッコーケルはアデルの“Someone like you”に乗せて滑り、来るヨーロッパ選手権に向けて非常に良いコンディションにあることを示して見せた。同じ事は彼女の夫、2度のヨーロッパ銅メダリストであるケヴィン・バン・デル・ペレンにも言え、彼はもう競技に参加はしないが、しかし今でも彼の代名詞であるトリプル-トリプル-トリプルコンビネーションジャンプを見せてくれた。

そしてルクセンブルクのフィギュアスケーター、フルール・マクスウェルの優美な滑りを見るのは、いつも喜ばしい。



Fleur Maxwell


スポットライト・プロダクションは伝統的に“Concert on Ice”に若いスケーターを招き、一般にお披露目をする機会を作っている。今年は2011年ロシアペア銅メダリストのアナスタシア・マルチュシェワ&アレクセイ・ロゴノフを招き、彼らのパフォーマンスはとても暖かく迎え入れられた。



Concert on Ice, final ceremony


このショーのその他の出演者は、エレーナ・レオノワ&アンドレイ・コワルコ、ウラジミール・ベセディン&アレクセイ・ポーリシュク、ロレンツァ・アレッサンドリーニ&シモーネ・バトゥーリ、ヴィオレッタ・アフェナシェーバ、ヴィクトリア・シェフツォワ、そして地元スケーティングクラブからの若いスケーター達が出演した。


Photos: Olga Fluegge