ウィーバー&ポジェ “Je suis malade”だけが彼らの独創性ではない  | WFS JAPAN

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Originality is not only “Je suis malade” style for Weaver, Poje


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Photo: ArtOnIce


カナダのケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェが2013ロステレコムでFDで第1位となり、総合では銀メダルを獲得した。彼らはタンゴにのせた感情豊という以上のFDを披露し、観衆からの大喝采を受けたのだった。

ウィーバー&ポジェは彼らのFD“Maria de Buenos Aires”で、5つのエレメンツでレベル4、他3つでレベル3を獲得してFDスコア101.64ポイント。トータルでは168.32ポイントとした。

『アンドリューと私はとても嬉しく思っています。パーソナルベストスコアではありませんが、パーソナルベストな滑りでした。私たちが強さをもって戻ってこられたことと、今日こうして戦えたことを本当に嬉しく思っています。観客のみなさんが今日私たちがベストの滑りをしているということを感じてくれて嬉しいですし、彼らのサポートは素晴らしく、私達の滑りをとても支えてくれました。』とウィーバーが記者会見で言った。

彼らのコーチであるアンジェリカ・クリロワ(1998年のオリンピックギンメダリスト)はSports.ruの取材に対し、彼らの新しいFDについて語った。

『今シーズン、多くの人が2011/12シーズンのプログラムでもあった“Je suis malade”の様なものを彼らに期待していました。でも何かしらの変化が必要なので、私たちは他の曲を使うことしたんです。試してみる必要もありますから。勿論、オリンピックシーズンに冒険するのは常に危険が伴います。でも私たちはリスクを取ることにしました。』と彼女は言った。

そしてクリロワは、観客がカナダデュオの新しいプログラムを好意的に受け入れたことに満足している。

『このFDは彼らにとても合っており、ジャッジからも高い評価を得られました。2人は数年前に素晴らしいタンゴのプログラムを既に滑っており、その時の彼らも本当に素晴らしかった。世論はとても大切だということです。』とクリロワ。

またクリロワは進展が望めないという理由で、彼らが単なるクラシックなどを必ずしも滑る必要はないと信じている。

『私たちは他のカップルとは違っていたいと思っています。ロシアカップルがクラシックを滑り、アメリカはミュージカル、そしてフランスはサーカス若しくはそれに近いスタイルで来るのはハッキリ解っていますから。なので私たちはタンゴで攻めるのです。』とクリロワは語った。