その状態で今日も『フェイク・シティ』に臨む。

率直な感想は、

映像がかっこよくて観終わってすっきりした。

それだけでなく

組織の悪に打ち勝つ個人の戦いが

正義というものを問う深いテーマの中で

警察内部の汚職とそれを実現させる、人間の欲望が他人のための正義への忠誠を打ち負かすリアリティーを持って描かれていることが

見応えを生んでいた。

完全なる正義や忠誠心に確立された主人公やヒーローのストーリーより

その根本を揺るがす事態に苦しみ、一つの答えを見つける人間の方が魅力的に感じる。

人間臭さという言葉は神でもない人間自身が言っている時点でその概念を疑うが、

人間臭さを好み、伝えたい人間にとっては

正義と悪の対峙は両者の衝突の衝撃波で吹き飛ぶ寸前の生きる価値や、存在する意義を必死で受け止める人間を描くということに関して非常にドラマティックに作用することを学んだ気がする。