土地はだれのものか~人口減少時代に問う
荒廃マンションと見捨てられた土地が都市を蝕む
◆本体価格:2,700円+税 ◆発行:株式会社白揚社 2019年8月
◆「土地はだれのものか」研究会共著(主宰:株式会社オフィスビルディング研究所)
2019年10月5日付 日本経済新聞社の書評に掲載されました。
【目 次】
第1章
世界最速で深刻化する日本のマンション老朽化問題
~613万戸のストックの行方~
第2章
土地が見捨てられる?
~「所有者不明土地問題」に見る土地制度の課題~
第3章
狭隘道路や私道紛争がなくならないわけ
~元凶は「強すぎる土地所有権」~
第4章
今日的課題の底流(1)
~人口動態&都市の構造変化が問題を加速させる~
第5章
今日的課題の底流(2)
~法曹界内部から見た、日本の法制度の歪みと限界~
第6章
縮減時代の土地所有と都市計画はどうあるべきか
~都市計画の歴史から紐解く~
第7章
近代的土地所有権をつくりあげた明治時代
~その功績と実態~
第8章
異次元社会・江戸時代に見るユニークな土地所有
~持ち主は多元、持ち方は重曹~
第9章
ドイツはどうやって秩序ある都市をつくったのか
~その都市計画と建築・開発活動~
第10章
アメリカの縮減都市の苦悩と戦略
~デトロイト、ヤングスタウン、フリントの取り組み~
【著者紹介】
「土地はだれのものか」研究会
土地所有権の課題
小柳春一郎(獨協大学教授、不動産法・日本近代法史)
吉原 祥子(東京財団政策研究所研究員、所有者不明土地問題)
小澤 英明(弁護士、不動産法、環境法)
江口 正夫(弁護士、不動産取引法、私道問題)
水本 邦彦(歴史研究者、文学博士、江戸時代の土地所有)
老朽マンションの行方
中村 洋一(三井不動産、不動産市場調査研究)
本田 広昭(本研究会代表、都市と未来問題全般)
縮減社会と都市計画
大村謙二郎(筑波大学名誉教授、ドイツの都市計画)
周藤 利一(明海大学教授、不動産政策、都市計画)
縮減する都市
中分 毅 (日建設計、都市再開発、スマートシュリンク)
黒瀬 武史(九州大学准教授、人口減少時代の都市デザイン)
矢吹 剣一(神戸芸術工科大学助教、人口減少都市の土地利用計画)
農村と土地
合田 素行(農学博士、農村計画・農村環境研究)