3月10日は「ミ(3)ント(10)」と読む語呂合わせから、ミントの日となっています。
ミントはハーブの中でも有名で、ハーブに詳しくない人でも知っていたり、生活の中でも触れたことがある人が多いのではないでしょうか。
ミントの名は、ギリシア神話に登場する妖精のメンテー(Menthe)に由来します。冥界の王ハーデスが、
美しい妖精メンテーに恋をしてしまい、そのことを知った王妃ペルセポネが怒り、メンテーに呪いをかけ雑草に姿を変えられてしまいました。そこでハーデスは、いつでもメンテーを見つけられるよう、芳香をつけたといわれています。
ミントの由来にはもう一つの説があり、自らもハーデスにさらわれたという王妃ペルセポネが、ハーデスに誘拐されそうになったメンテーを守るために、小さな香草に姿を変えさせて守ったというものもあります。
シソ科ハッカ属に分類されるミントですが、種類は3,000にものぼるといわれています。栽培が容易で、繁殖力と交配力が強いこと、使用用途も多いので世界中で栽培されていて、毎年のように新品種が生み出されているのです。
その中でも2大ミントといえる、スペアミントとペパーミントの違いをご紹介します。
スペアミント
ミントの中でも最も古い歴史をもつといわれるのがスペアミントで、紀元前400年頃には地中海沿岸で使われていたと記されています。
葉が槍(スペア)の先に似ていることからつけられた名前です。
縁がギザギザしていて、葉脈が不規則な印象です。葉も茎もグリーンです。
和名はミドリハッカ、オランダハッカ、チリメンハッカ。
ペパーミント
ペパーミントは、スペアミントとウォーターミントの自然交配によりできた品種です。
スぺミントに比べると葉の表面がサラッとした印象で光沢もあり、厚さもやや薄いです。葉脈が深く刻まれ、対になって規則的に縁に向かっています。葉はグリーンですが、茎は濃い紫色に近いです。
和名はコショウハッカ、セイヨウハッカ。
香りの違い
この2種類は香りの成分が異なります。
スペアミントの香りの主成分はカルボン。マイルドな清涼感があり、フレッシュハーブティーやカクテルのモヒートなどに使われます。青臭さをともなっているのでティーや料理の際に気になることも。
料理やスイーツに添えたり、ポプリなどのクラフトにも使われます。
一方のペパーミントはメントール。鼻をぬけるようなスーッとした清涼感とやや刺激的な香りもします。料理やティーのほか、リップクリームや湿布薬などに利用されるので、香りの強さが違います。
育て方
まず、植える場所に注意が必要です。ミントは繁殖力が旺盛で、ほかの植物を圧倒してしまうほどです。地下茎ではびこるのと、地上ではこぼれダネで増えてしまうので、放っておくと厄介な植物です。
また、違う種類のミントとも簡単に交雑=異種交配してしまいます。交雑は素敵な香りの新品種が生まれるわけではなく、ただ香りが弱まってしまうので、ただの雑草になってしまいます。
地下茎が伸びないよう地中でブロックをしたり、十分離して植えるなど考慮しましょう。
どちらも日当たりが良く、水はけのよい環境を好みます。
乾燥には弱いので、半日蔭くらいでいいかもしれません。日当たりが良すぎると夏場は乾燥してしまうので、朝と夕方の2回、水やりをおこなう必要があります。
風通しを良くすることも大切です。風通しが悪いとアブラムシやハダニの発生やサビ病にかかりやすくなります。
株が若いうちから収穫が可能で、通年収穫できるのもうれしいです。先端の芽を摘むと、そこから脇芽が出てきて葉が増えていきます。どんどん切って、使って、育てていきましょう。
肥料をあまり必要としません。肥料を与えすぎると香りが弱まってしまうので注意しましょう。
摘んだ葉とお湯だけでも楽しめるティーや、お料理に添えるなど、いろいろ使えるミント。
ぜひ育ててみてはいかがですか。
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