LENT Maribor Slovenia 最終日 帰国!! | WFFM World Festival of Folklore and Music

LENT Maribor Slovenia 最終日 帰国!!

6月29日(日)
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フィナーレを迎えてやがて閉会式が幕を下ろし、
そのタイミングにあわせて川の対岸から花火がドーンと上がった

一週間のことを頭のなかでフィードバックさせる者、
感動の余韻浸る者、
もうすぐおとずれる別れのときを予感している者

花火が上がるのにあわせて漏れるため息とも歓声ともとれる声以外
だれもあまり口を開くことのない15分間だったようです。
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早朝1:30 
花火大会の後、セントラルステージでスペースをいただいて太鼓の梱包に取り掛かる・・・

橋がこの人手のせいで閉鎖されるというから大変!
だって、私たちは閉会式で大トリを終えた後、
3時間以内に荷物を全部パッキングし、
マリボルのみんなに、宿舎でお別れをして
ウィーン空港へと出発しなくてはならないのだから・・・

実は閉会式が始まる前にはこの梱包大作戦を成功させるべく、メンバーたちは頭をフル回転させていたのです。

着替えを持って、
パッキングに必要なものを持って・・・
ここまではパッキングして、この荷物にはあれとこれを入れて・・・・

うわ~~っ!!!頭が混乱する~!!!

もう最終日ともなると、スタッフの皆さんも太鼓をバスまで運ぶことを手伝うことに
非常に慣れてくださっていて、スムーズ(感激)
「あ、ゆっこ、これは重たいやつだろ?オレに任せろ!!」


交通規制が解除されてからバスに太鼓を積み込み、
宿舎に戻って今度はキッチンまで太鼓を運んで計量。
飛行機の手荷物預けのぎりぎりのサイズと重さをねらって梱包しているのですが
果たして・・・ドキドキドキドキ
「お!20.5kg!!セーフ!!」
なんて夜中にキッチンで何やっているのだろう 笑

他のチームは最終日ということでお別れパーティの真っ最中なのですが、なぜかそこには
閉会式を成功させた安堵感か笑顔があふれていた。
そう、其れもそのはず・・・

実は、他の参加チームのほとんどはそのまま隣国のクロアチアで開催される
次なるフェスティバルにも一緒に参加するということがわかっているのでした。
山陽太鼓にももちろんお誘いはあったのですが、
やはりテスト期間にかぶってきてしまうので、と
涙をのんで辞退されたのでした。

3セメスター制を導入している日本と2セメスター制の諸外国の条件の違いが
ここで出てくるのが悔しい限りですね。
だけど、この8日間でさえも学校と家族の方、先生方のご理解があってこそ
実現した大事な遠征でした。
なかなかこの時節に遠征に参加できるチームはいらっしゃらないと思います。
だからこそ、この日の成功をもってしても感謝の気持ちでいっぱいです!!

このチカラのあるチームだからこそ、
マリボルだけでなくスロヴェニア全体、
メディアを通じてはヨーロッパ全体に心のこもった演奏を
届けることが出来たのだと思います。

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午前3時
とうとう宿舎を出発する時間になりました。
他のチームからも太鼓を運ぶのを手伝ってくれたり、
これからの旅路の安全と再会を祈って見送りに来てくれています。
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なかでも一週間に日本チームのガイドをしてくれたマテとカーチャはどうやら
唇をぐっとかみ締めている様子・・・・

「俺たちはね、日本チームの担当をさせてもらってさ、
 この一週間、本当に鼻が高かったよ!!
 君たちこそ最高のチームだった。ありがとう」BY マテ

「こんなに若くてこんなに小さな身体のいったいどこにあのパワーが隠れているの??
 って、もう毎回そればかり考えちゃってたわ~
 あの動き、エネルギー、本当に素敵だった!!寂しくなるわ・・・
 空港まで送ってあげられなくてごめんなさい。
 でも一人で見送りたくないからここでよかったのかも。気をつけて帰ってね」BY カーチャ

メンバーの何人かもこみ上げてくるものがあったのか、
何かいいたいことは??と私がたずねても声が出なくてね・・・・

で、部長の号令をきっかけにみんなで大きな声で言ったのは
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「ありがとうございました」
深く深く頭を下げてから、勢いよくバスに乗り込んで
一路バスはオーストリア、ウィーン国際空港へと走り出しました。

ありがとう、MARIBOR
そして、ありがとうございました FOLKART LENT 2014