忘れないで下さい、私は野良犬だったことを | フィリオとショコラのちいさなおうち

忘れないで下さい、私は野良犬だったことを

 

 

 

とうさんが庭仕事をしていますので、フィリオは残されたとうさんのスリッパを抱えて、

ずーっと庭を眺めています。もう目も見えず耳も聞こえないのですが、

とうさんの居るところはよくわかっています。

 

 

アタチ、あんな寒いところにはいません。

だって、とうさんは必ず戻ってくるって知ってるもん。

にいたん、馬鹿ねえ

 

 

 

痩せっぽちの、見るもの聞くもの全てが怖い、散歩などしたこともなく、

お水を飲むことさえ知らなかったショコラは、

5年が過ぎた今、伸び伸びと明るい、懐っこい子に変身しました。

家族を愛し、家族に愛され、穏やかなお婆さん犬生を暮らしています。

あんなにおどおどして震えていたのに、今や少々威張ってもいます。

 

確かに時間はかかるでしょう。

でも、かあさんは保証します。

犬は、愛すれば必ず懐いてくれる生きものです。

どうぞ、あなたも保護犬の選択を。

 

写真は

Westies United - Murphy and Dakota's Page

よりお借りしました。

 

 

「弥生、スコットランドはエジンバラ発!」さんのブログよりご紹介します。

いつも転載させて頂きまして、ありがとうございます。字は転載です。

カテゴリ:保健所の動物のこと

忘れないで下さい、私は野良犬だったことを

https://scotyakko.exblog.jp/24687893/

 

 

いま、わたしはあなたのもとにやって来ました
なにもかもが変な感じで、わたしは居心地がよくありません

もしも、わたしが新しいバスケットで眠らなくても
いらいらしないでください
昨日、わたしは枯れた草の上で眠ったんです

もしも、わたしが食べ物をひと呑みで食べたとしても
怖がらないでください
昨日、わたしは生きるために、そうしなくてはならなかったんです

もしも、わたしが家の中でオシッコをしても
怒らないでください
昨日、そんなことはどうでも良かったんです

もしも、わたしが愛情にあふれるあなたの手を怖がっても
悲しまないでください
昨日、誰かの愛撫なんて、それはもう珍しいことだったんです

わたしのことは、忍耐強くみてください
それは、あなたの世界だけれど まだ、わたしの世界ではないんです

もしも
わたしが、あなたを信じたならば
わたしは、わたしの最高のおくりもの、わたしの心を、あなたにあげます


どうか 忘れないでいて
わたしは、野良犬だったということを


(英文を、私なりに訳させて頂きました)
追加するべく言葉は … 見つかりません。   

 

 

時間は必要ですが、忍耐は必ず実ることを、かあさんは知っています。

今日もお出で下さいまして、ありがとうございました。

 


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