グラウくんのこと
老犬フィリオは、いつでも、どこでも、ヘタリとへたり込んでいますので、
軽率なかあさんは蹴飛ばさないよう、注意して歩かなくてはなりません。
以前の彼は、後ろ脚を伸ばし肉球を見せた態勢で寝転んでいましたが、近頃は折りたたんでいます。
そうしないと立ち上がれないのです。
立とうとしても立てずもがいているところを、ころりと返して足を揃えてから、やっと立たせた経緯があります。
歳を取るって、こういうことなんですね。
この座り方を、かあさんは「爺さん座り」と呼んでいます。
ヒエヒエボードでフィリオが眠っている時、ショコラはくっついたり、まつわりついたりせず、
少し距離を取って、お兄ちゃんの傍に居ます。
まるで小さなおかあさんか、看護婦さんの様に。
いつまでも動かずに。
普段のショコラは、お兄ちゃんにこうなんですよ。
ねえねえ、にいたんにいたんったら! 好きよー好きよー
うぅー、かんべんしてよーと、避けるフィリオ。
アタチ達、仲良し兄妹なのよ (とショコラだけが思っている?)
こうみえて、つ、つらいのよ・・・ボク
画像は
Westies United - Murphy and Dakota's Page
さんよりお借りしました。
FBより Sippo by The Asahi Shimbun
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ごく普通の一般家庭でペットとして飼われていた動物が捨てられ、保護される場合もある。
別れた夫婦のもとから保護され、引き取られたミニチュアシュナウザーに会いに行ってみた。
▼https://sippo.asahi.com/article/11626302
グラウくんが、大阪の愛護団体レイラインさんに保護された時、彼は痩せこけて無表情で生気がなく、
寄生虫の見本市のような子でした。
この子を置いて妻が出て行ったあと、この子はベランダで生かされた後、放棄されたようです。
ベランダの世界しか知らず、散歩も先住犬も怖かったグラウくんも、
預かりさんの愛情で生きる希望を取り戻しました。
そして、手放せなくなった預かりさんは、この子を我が子にしたのです。
記事はこう締めくくっています。
ぬいぐるみのように買われ、そして、捨てられた。
いま、やさしい家族と暮らす喜びを知り、グラウくんの瞳は輝いている。
レイラインさんは、ゆずとショコラを譲って頂いた団体さんです。
ありがとうございます。
今日もお出で下さいまして、ありがとうございました。