動物は選挙権はないけれど | フィリオとショコラのちいさなおうち

動物は選挙権はないけれど

 

 

今日は5月最後の日となりました。
季節の流れの速いことに驚きます。
爽やかな薫風香る皐月、百花繚乱の季節ですが、真夏日があったり冷え込む日があったり、
記録的に早い梅雨入りなど、心地良い季節は年毎に短くなるような気がします。
あと僅かの春の日々を、子供達と共に惜しみたいと思います。

 

とうさんは扇風機を出し、かあさんは夏物衣料の入れ替えを済ませ、

子供達のクールネックが冷蔵庫に用意され、フィリオはヒエヒエシートを選んで眠ります。

我が家の夏支度は次々進んで、あとは夏本番を待つばかりです。

 

 

にいちゃんたら、あんな固いところが好きなんて、アタチ信じられないわ。

 

 

ある動物病院でのスナップです。
この子のお仕事は、病気の子を慰め、勇気づけることです。

この子も、この子を飼っている病院も、素晴らしいですね。

 

 

 

 
FBより、  廣瀬 笹乃     さんの投稿をシェアします。

過去の記事ですが、再投稿されました。字は転載です。

 

廣瀬 笹乃

【処分に連れてくる両親の子ども】

※再投稿です。現職時代に書いた記事です。

 

今日は、ペットを処分に出す家族の話をしたいと思います。

これは意外と多い事ですが  小さい子ども(小学生以下)を持つ両親の決断による処分。

生活苦や犬のしつけ失敗による手におえないケースなど理由は様々ですが、

中には子どもを一緒に窓口へ連れてくる人もいます。

子どもは最後までその子を触っていました。

 

「本当に処分していいんですか?お子様は納得していますか?」とついつい余計な事を言ってしまいますが

「大丈夫です。子どもには言い聞かせてありますから。」と冷たい親御さん。

「小学生に(低学年)処分の実態が分かりますか!? 大きくなって分かっていくんです。」

「あなたに人の家庭をどうこう言う権限はないでしょう。」

「出来ればお子さんは連れて来てほしくなかった…です。」

と言うので精一杯でした。

 

何故、子どもを連れて来てほしくなかったかと言うと、

子どもはなんとなくは分かっていても ハッキリ分かるのはもうちょっと成長してから。

その時に初めて“自分の親のした事”に気づき、やがて子どもも苦しむのです。
私は過去に両親が処分所に犬を連れてきて、その時のお子様が成長し、

ここから犬を迎える場面に出くわした事があります。

ご両親もそうでしたが、お子さま(今は成人です)がかなり悩まれたことを聞きました。

自分が処分に出したわけではないけど、自分が幼い頃の経験なので

“処分に出した事がある”に含まれるから“飼う資格があるのか?”と 自問自答していたそうです。
このように、親は苦しまなくても 犬や猫と共に時間を過ごした子どもは いつか気づき苦しむのです。

苦しまない子もいるかもしれませんが、もし、お子様が大きくなってペットを飼いたいと思った時、

親御さんのせいで苦しんだりするかもしれないのです。

そこまで考えて決断をしているのか…。何とも言えない気持ちになります。
せめて、再び飼う事になった時(10年20年先)、先ほど話した家族の様に本当に心を痛めているのであれば、

次こそは絶対に処分にしない様に改めるか 子どもに過ちを言い聞かせるかして欲しいものです。

 

先日もペットショップで買った犬を処分に連れて来ていた夫婦がいました。小さいお子さんがいるとの事。

子どもには貰ってもらったなど良いように話しているケースも多く、

なぜそんな他人の家族の事まで私達職員が心配し、

育ててもない犬の処分依頼対応で こんなにも嫌な思いをしなくてはいけないのか…。

「あなた達にそこまで言われる筋合いはないです!こっちだって覚悟してきているんです!」

と涙ながらに話されましたが 泣きたいのはこっちです。
何のために買った(飼った)のか!?
怒りで涙しそうになりながら対応する事もしばしばです。

もう二度と、ここへ来ない様に…出来れば二度とペットを飼わない様に…

嫌がらせに近い対応をする事もあります。ですが、それもまた心苦しいのです。

※写真は現職時代の写真で記事内容の処分依頼対応犬とは関係ありません。

 

 

 
 
 
「私に何の関係があるというのだ」さんのブログよりご紹介します。
いつも転載させて頂きまして、ありがとうございます。字は転載です。

 


「苦しんでいる動物たちを何とかしようと必死になっている人たちを見て、
なぜ彼らがここまで心配しなきゃならないのかって思ったことありません?
政府がどうして何もしないのかと」

「どうしてでしょうか」

「動物は選挙権を持っていませんからね」

Paul Harvey



動物は投票はしないけれど、私たちはみな一票を持っています。
すべての生き物の命を大切にする政治家にぜひ貴重な一票を投じましょう。