遠い道のりをやっと歩いて帰ったのに、受け容れられなかった老犬
朝散歩で、よくお会いするご老人がおられます。
大き目のトイプードルを連れておられる穏やかなお爺さんですが、
お年寄りにありがちに、同じ自慢話を繰り返されとめどもないのが剣呑ではありますが、
かあさんとて明日は我が身、人生の先輩の繰り言とて、いつも頷き乍ら拝聴していました。
ただ、その内容がかあさんの価値観と著しく違うところが、修行というか苦行というか・・・
おじいさんは若い頃、能勢の山奥で猟師さんをしておられ、15匹の猟犬を飼い、
名人と呼ばれていたそうです。
猪や若鹿を仕留めたら、血沸き肉躍るんだよ。猟犬は猟師を止めた時に皆処分したよ。
そう言われた時は、心の底からゲンナリしました。
この頃、遠くからおじいさんの姿を見かけたら、さっさと道を曲がるかあさんです。
フィリオは、肝臓癌が見つかって3ヶ月経ちましたので、
昨日さくら動物病院でエコー検査をして頂きました。
心配していましたが、3か月前の発見時とほとんど同じ大きさでした。
進行していなかったことで、今すぐ手術ではなく、癌と共存して経過観察していく方向になりました。
彼はもうすぐ17歳になり、老化も目立ってきました。
このまま癌に追いつかれない状態が続いて、癌死ではなく老衰死で穏やかに送ってやりたいと、
かあさんは心の底から願っています。
神様、頼んだよ!
ボク、食欲一杯、元気一杯の爺さんです。
まだまだ若いもんには負けないよ。
君は本当は、かなりのお婆さんだよと先生は言うけど、
アタチとしては、かあさん程じゃないって思ってるわ。
飼い主に放棄され殺処分を待つ犬の眼からこぼれ落ちた涙の雫
(写真は Petfun さんからお借りししました。
記事の内容はリンクよりご覧ください。)
Petfun さんよりご紹介します。
里親に捨てられた老犬。48㎞もの道のりを歩いて帰るも受け入れて貰えず再びシェルターに。
この老犬マ・ケトルは保護センターから里親に貰われましたが、
1年半後その里親が仔犬を飼ったので、遠くのシェルターに捨てられてしまいました。
遠いシェルターから歩いて里親宅に戻ったマ・ケトルは、
それほどの努力をしたのに、想いむなしくシェルターに戻されてしまいました。
可哀想に思ったシェルターのスタッフがSNSに拡散し、大きな話題となりました。
そしてこの子は、幸せな最期のおうちを手に入れたのでした。
この子のお話は上記リンクよりお読み下さい。
今日もお出で下さいまして、ありがとうございました。