特別に優しい人たち | フィリオとショコラのちいさなおうち

特別に優しい人たち

 

 

老いが目立つようになってから、フィリオはもともと優しい子でしたが、

ますます愛情深くなったように思います。

僅かな時間の留守番でも、彼は必ず、玄関の絨毯に寝転んで、かあさんの帰りを待っています。

「お帰りお帰り、ボク、待ってたよ。又会えて嬉しいよ。」

「ただいま、待っててくれてありがとう。」

毎回繰り返されるこの儀式が済んでから、かあさんはやっと靴を脱ぎます。

 

今朝はさくら動物病院で、肝臓癌の経過やいつもの関節の注射や甲状腺のお薬1か月分や、

狂犬病ワクチンなど盛りだくさんでした。

フィリオは狂犬病予防注射は適応外となり、ショコラだけ打って頂きました。

抗癌剤につき質問しましたが、肝癌には効果がない割には副作用が強く、お勧めしませんとの事でした。

手術も麻酔時間が長く、術後の負担も大きいので、老犬にはデメリットの方が大きいだろうとの判断でした。

打つ手がないのなら、彼の生命力を信じて、どうぞ出来るだけ長く穏やかに暮らせますようにと、

祈るしかありません。

 

動物病院で、仲良しのダックスのここちゃんに会いました。

脳梗塞で四肢麻痺となり、飲食が出来なくなり、可哀想な位痩せてやつれていました。

点滴や食事の為、通っておられるそうです。

みんな頑張ろうと口癖だった老犬同盟も、それぞれに病犬になりました。

これもいつもの口癖だった「又元気で会おうね」を言って、別れました。

 

 

アタチは、元気だよ。

 

やっと明日、トリミングに行ってきます。

ボーボー爺さんです。

 

 

 

 

 

「私に何の関係があるというのだ」さんのブログよりご紹介します。

老保護犬と暮らしているかあさんが転載するには、おこがましい記事ですが、

かあさんは記事中の「優しい人」ではなく、ただの普通の犬好きのお婆さんですから、念の為。

 

特別に優しい人たち

 

 

老犬ジュレップに予期せぬことが起こったのは18歳の時でした。
飼い主が亡くなったのです。
老犬をひきとってくれる家族や友人は誰もいず、
とうとうシェルター送りという悲しい身の上になりました。

シェルターのスタッフはジュレップに独居小屋を与え、
玩具と毛布で一杯にし、撫でたり、さすったりしてあげましたが、非常に不安そうでした。
老犬にとっては厳しい環境ですし、飼い主が見つかるのはかなり難しい状況でした。

スタッフは語ります。

「老犬を探しに来る人はめったにいません。ましてや18歳という年齢では。。」

3週間が経ちましたが、それでもスタッフは諦めず、週のハイライト犬として毎週宣伝をしました。

そしてついに現れたのです。
最近11歳のピットブルをなくしたウェインが。。

フェイスブックでジュレップを見たウェインはすぐシェルターに飛んでいき、
出会った瞬間からウェインの確信は揺るぎなきものになったのです。
彼はこれだと思った犬は瞬間でわかるそうです。

輝く晩年の日々をシェルターではなく、家で過ごすべきだと
そんなに長くは一緒に過ごせないだろうが、もう一日たりともシェルターで寝かせやしないと、
新しいお父さんはジュレップを連れてシェルターを後にしたのです。

スタッフは最後にこう結びました。
「シニア犬やシニア猫の利点はたくさんあります。
物を噛んだりしませんし、物事が判っており、しつけもされています。

散歩もそんなに必要ないでしょう。

しかし、その利点を越えて、
私は老犬や老猫を引き取る人たちというのは、特別に優しい人たちなのだと思います。
ジュレップをひきとったウェインもその一人です。

ウェインはジュレップをひきとる事ができた自分を 幸運だと思っていると思います。
それがウェインという人を物語っているのです。
そういう人たちが特別に優しい人たちなのです」



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Mail Online
http://www.dailymail.co.uk/news/article-4342612/Man-adopts-18-year-old-dog-owner-died.html

23 May 2017 再掲

 

 

 

今日もお出で下さいまして、ありがとうございました。

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