さくらねこ♥TNRとは | フィリオとショコラのちいさなおうち

さくらねこ♥TNRとは

 

 

 

この子達にはそれぞれ、居心地の良いベッドやソファやハウスが用意してあります。

にもかかわらずそこより居たいのは、かあさんが座っている足元のようです。

 

ボク、婆臭いのが好きなのよ

 

かあさん、アタチを踏まないでよ

 

幸せの日溜まり

あのね子供達、お日様が身体を、仲良しが心を暖めるんだよ。

 

 

いつもの散歩道の少し奥まったスペースに、野良猫の為と思われるごはんの器と水入れが置いてあります。

残飯が散らかっていたことはなくきちんとお掃除されて、いつもきれいなお水が用意されています。

きっとどなたかが、保護して里子にするために、餌付けをされているのではないかと思います。

 

野良猫問題の一番人道的な解決方法はTNRと言われていて、段々と周知も進んでいますが、

犬友さんに、さくら猫って何?と尋ねられたのをきっかけに、まだご存じない方に知って頂きたく、

基本に戻ってお知らせしようと思いました。

どうぶつ基金さんのHPより、「さくらねこTNRとは」の項を転載させていただいております。

字は転載です。

 

 

 

さくらねこ♥TNRとは (TNR先行型地域猫)

 

TNRとは

Trap(トラップ): 捕獲すること
注意

  • 猫がけがをしないように気をつける。
  • 連絡先、目的など書いた張り紙をつける。
  • 捕獲機を仕掛けている間、その場所から離れない。
  • 猫が捕獲機に入ると速やかに布で捕獲機全体を包み込んで猫を安心させる。

 

Neuter(ニューター): 不妊手術のこと
注意

  • 不妊手術済みの目印として、猫の耳先をカットします。
  • 全身麻酔がかけられているので、猫は痛くありません。
  • 出血もほとんどないです。

Return(リターン): 猫を元の場所に戻す

注意

  • 猫ボランティアさんは術後経過観測をすること
  • 餌は置き餌をせず、猫が食べ終わるのを待ち、あとかたづけと掃除をすること。
  • 捕獲もれの猫は速やかに捕獲してTNRを行う事。

さくらねこTNR(TNR先行型地域猫活動)とは


どうぶつ基金が2005年から動物愛護事業の基軸として行っている「さくらねこ無料不妊手術事業」は

「飼い主のいない猫」に対し「さくらねこTNR(Trap/捕獲し,Neuter/不妊去勢手術を行い,

Return/元の場所に戻す,その印として耳先をさくらの花びらのようにV字カットする)」を実施することで,

繁殖を防止し,「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの命を全うさせ,

「飼い主のいない猫」に関わる苦情や,殺処分の減少に寄与する活動です。
どうぶつ基金では,従来型の地域猫活動では、話し合いをしている間に猫の頭数が倍増してしまい、

当初の予算では実施できなくなってしまうケースや、

公園や大学など、いわゆる“地域”が無いケースが多くあることを鑑み,

「TNR先行型地域猫活動 」の推進を行い,広義の地域猫活動等の活動支援を行っています。

目印はとっても大事

2014年度のどうぶつ基金のさくらねこ無料不妊手術事業で、

63頭の猫にみみ先カットの目印がなかったために、2度捕獲されました。
この猫たちは麻酔後みみ先カットを施し、元の場所に戻しましたが、

猫にとっては捕獲や麻酔のリスクを2度も受けたことになります。
人社会の片隅で生きているノラ猫たちが生きていくためには、不妊手術を施し、

これ以上増えないことを主張していく必要があります。
それには、だれが見てもわかる目印が必要になってきます。
それが、さくら耳(みみ先カット)です。

さくら耳にするのに痛くないの?

不妊手術をする時、麻酔が効いている間に耳先をカットします。

耳先カット後 止血をし、その後の出血もほとんどありません。

さくらねこ?

「さくらねこ」とは、不妊手術済みのしるしに、耳先をさくらの花びらの形にカットしたねこの事です。

この耳のことを、さくら耳といいます。

猫や鳥など身近な生きものの命を尊重できるかどうかは、人間社会のバロメーター。

 

 

年間約4万頭(2018年度)を超える日本の殺処分数は、犯罪率や自殺率にも関連し、

子どもへの影響も大きな社会問題です。

殺処分ゼロを具体的に実現するには、

猫ボランティアさん(猫にえさをあげ、お世話している人)たちに協力してもらって、捕獲器で捕まえ、

協力獣医さんに不妊去勢手術をしてもらって、元の場所に戻すのが一番だと言われています。

子猫を産まなければ殖えることもなく、殺処分する必要もありません。

この時この猫は不妊手術済みですということが他の人にもわかるように、麻酔中にみみ先を少し切ります。

みみ先カットは、命の尊重と「この猫のうしろには世話をする優しい人がいる」というしるしです。

地域の中で生きていくみみ先が少し切られた猫は、きびしい現実社会にヒトの心の温かさを灯しています。

 

一代限りの命をやさしく見守って 不妊去勢手術の可視化にご理解を。

 

せっかく自由に生きているノラ猫を捕まえて、手術して耳まで切っちゃうなんて残酷な、という人もいます。

でももっと残酷な殺処分十数万頭という現実が猫たちには迫っているのです。

手間とお金在出してでも、猫たちに生きてほしいと思う人たちの心の現れ、「さくら耳のさくらねこ」。

この思いが世の中で見えるようになることで、じっさいに殺処分される猫が減っています。

 

 

日本では一年間に約8千頭の犬と約3万1千頭の猫が行政に殺処分されています。(2018年度環境省調べ

沢山の罪なき命が殺処分されています。

どうぶつ基金では「さくらねこ無料不妊手術」によるTNRの実践や

「いのちつないだワンニャンコンテスト」による啓蒙活動などを着々と実行し、

真面目に殺処分ゼロを目指しています。

 

 

 

どうぶつ基金さんのHPはこちらです。

 

今日もお出で下さいまして、ありがとうございました。

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