家は何を持って家となるのでしょう | フィリオとショコラのちいさなおうち

家は何を持って家となるのでしょう

 

 

 

最近フィリオは、自分のご飯をペロリと平らげた後、ショコラの残した分まで、綺麗に食べてしまいます。

お腹を壊すわけでもなく体重の増加もないので、好きにさせていますが、満腹中枢がおかしいんじゃないの?

ショコラはお兄ちゃんのソファをいつも狙っていて、お兄ちゃんが立ち上がると間髪入れず座ります。

どちらも平和主義者でとても仲良しなので、取り合いに発展することはありませんが、

さり気なく横目で見ていて、あ、ご馳走様をした、あ、そろそろ立ち上がるよ、と狙っているとしか思えません。

それとも、フィリオは、ショコラの方が自分より美味しいものを貰っているんじゃないか、

ショコラは、お兄ちゃんのソファの方が自分のよりふわふわじゃないか、なんて疑っているのでしょうかね。

君たち、かあさんはどちらも分け隔てしてませんよ。

 

今朝の子供達です。

 

     

 

 

 

 

「私に何の関係があるというのだ」のブログよりご紹介します。

邦子さん、お帰りなさい。

毎日の様にブログを覗いてお待ちしていましたので、新しい記事をUPされてとても嬉しいです。

そしてその記事はとてもタイムリーです。

動物愛護先進国イギリスには遠く及びませんが、日本でも小泉環境相が、

保護犬の譲渡を勧めるコメントを出されましたので、一緒にご紹介しています。

暖かな風が吹いています。

 

家は何を持って家となるのでしょうージャスミンの法律

 

英でのペット可の物件は全体の7%です。
飼い主さんにとっては厳しい状況です。
特に心が痛むのはホームレスの人たち。
そのために自分のベッドを諦めている人が多いと聞きます。
ドッグス・トラストなどの動物保護団体もペット可の宿泊施設の獲得に奔走していますが、
なかなか難しいようです。

この状況をなんとかしようと
国会議員のアンドリュー・ロシンデルさんと
動物保護団体を中心にキャンペーンが行われておりました。
そして、このたび法案が通り、2021年1月政府から新しいモデル賃貸契約書が発表されたのです。

2020 年10月の法律施行を要請するロシンデル氏の国会での演説の抜粋をご紹介します。
抜粋しても長いですが・・・


議長、私は、犬や他の動物を屋内で飼う権利を
確立する法案を通過させていただくべくお願いに参りました。

家は何を持って家となるのでしょう。
家族や友人、仲間が一緒に暮らせる大切な時を刻む場所ではありませんか。

もし引っ越すたびに、愛する人と離ればなれになるという脅威に直面したらどうでしょうか?
引っ越すためだけに家族を捨てざるを得なかったとしたら、
家やアパートは本当に家と呼べますでしょうか。

議長、あなたもよくご存知のようにうに、動物は家族です。
私自身、スタッフォードシャー・ブル・テリアの「スパイク」と「バスター」を飼っている者として、
犬と飼い主の絆がどれほど密接なものであるか、
そしてそれを失うことがどれほど壊滅的なものであるかを知っています。

犬は「人間の親友」以上の存在です。
犬は大切な家族の一員であり、
多くの人にとって、犬と引き離されることは 兄弟や姉妹と引き離されることと何ら変わりません。

しかし、イギリスのほとんどの家主がペットの飼育を不必要に禁止したり制限したりしているため、
引っ越しをするペットの飼い主は、家族が引き裂かれてしまうかもしれないという脅威に晒されています。

犬とのつながりを大切にしている人たち、
愛すべき友人を必要としている人たち、
特に一人暮らしの人たちにとって、このような制限は差別に他なりません。

飼い主にも動物にも残酷です。

引っ越しで、ペットを連れて行けない人は、
信頼できる友人や別に住む家族に譲るくこともできますが、
ペットを完全に放棄せざるを得なく、動物保護団体の門を叩く人も少なくありません。
バタシー・ドッグス・アンド・キャッツ・ホームによると、
ホームでは年間200匹以上の犬が2番目に大きな要因として、連れてこられるそうです。

またこの規則はホームレスの人々に最も残酷な影響を与えております。
犬は厳しい路上生活をしながらの心の支えでありりますが、
多くの場合、地方自治体や住宅協会から住宅を提供されたときに、ペット禁止'条項が付随しています。

宿泊施設の申し出を断ると、「意図的にホームレスになってしまう」と言われ、
それ以上の住宅支援を拒否されてしまいます。

ジョン・チャドウィック氏の悲劇的なケースがありました。
彼の地元行政が提供した唯一の住宅オプションは、彼の最愛の犬からの別れを意味するものでありました。
ジョンは悲観のあまり自ら命を断ってしまったのです。
私はここで、飼い主が責任を持って動物の世話をすることを条件に、
多くの人に痛みと心痛を与えてきた ペット禁止条項に 終止符を打つことを提案させて頂きます。

この法案は、今後「ジャスミンの法則」と呼ばれるようになります。
これは、サリー州のアダムス家が所有しているワイマラナー犬、ジャスミンにちなんでいます。
実家を離れて暮らしているご子息ジョーダンは、
母親が休暇に出かけるときなど時々 ジャスミンを自分のアパートに泊めたいと思っていますが、
彼が住んでいるアパートの入居者に制限が課せられているため、
ジョーダンはイギリスで何百万人もの人々と同じように、
愛するジャスミンを自分のアパートに連れてくることができません。

もちろん、多くの家主さんのご懸念はわかります。
無責任な飼い主は、動物だけでなく隣人、さらには不動産を所有し管理する人々に
損害や心配を与える原因となることは事実です。

そのため、飼い主が、入居前に、健康で行儀のよいペットであり、
ご自身も責任のある飼い主であることを証明する 獣医からの証明書を取得する事が必要です、

議長、この国の多くのペットの飼い主が、
住む場所を見つけることが動物との永久的な別れを意味するかもしれないという
厳しい現実に直面していることは、正しいことではありません。
特に非常に多くの人々が孤立している現在に、
ペットを所有することができることは、人の健康と精神的な健康に不可欠なことであります。

フランス、ベルギー、ドイツ、スイスが、

賃貸住宅でのペットの全面的な制限を禁止することができるのであれば、

イギリスもそうすべきであると思います。
名だたる動物愛好の我が国が 動物福祉の世界的リーダーであり続けることを立証する時です。

賃貸契約から'ペット禁止'条項を削除する「ジャスミンの法則」は、大家さんにとっての後退ではありません。
時代遅れで不公平な「ペット禁止」条項に取って代わるより良いものであり、
大家さん、借主さん、そしてもちろん動物たちの心の安らぎを意味する 合理化されたシステムになります。

当法案の中核をなすものは、個人の責任、個人の権利、動物愛護の価値観を表していますので、
今日、私は全国のすべての責任あるペットの所有者に適用されるこれらの重要な自由を

法律に制定したくお願い申し上げます。



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ロシンデル議員
写真 Huffington Post UK

 

 

ももこひめさんのブログより

小泉環境相「保護犬、保護猫の選択肢を」 ペット飼育で力説

 

産経新聞からです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3e11a5dd8fde23180f05445acc00cc897f3ea036

 

小泉環境相「保護犬、保護猫の選択肢を」 ペット飼育で力説
2/10(水) 17:24配信

衆院予算委員会で答弁する小泉進次郎環境相=9日午前、国会・衆院第1委員室(春名中撮影)

 

 

 

 

 

今日もお出で下さいまして、ありがとうございました