「さくらねこTNR」 成功のカギは、マナーやルールを守った餌やり | フィリオとショコラのちいさなおうち

「さくらねこTNR」 成功のカギは、マナーやルールを守った餌やり

 

 

今朝の散歩道で、仲良しのシュナゥザーのなんちゃんに会いました。

なんちゃんとフィリオは仔犬の頃からの古いおなじみさんで、

お互い老犬になってからも、その友情は続いています。

暫くご無沙汰でしたので心配していましたが、やはり生死を彷徨う状況で入院していたとのこと、

すっかり痩せて小さくなって、体力も落ちていました。

ご近所の犬友さんの中で、いつしかフィリオが最長老となりましたが、

老犬たちも皆元気で長生きしますようにと、なんちゃんのパパと健闘を誓いあって別れました。

 

今朝の子供達です。

 

 

「胸の奥の小さな後悔」

チロの話を、聞いて下さいますか?

 

37年前、末息子が1才の頃、私たち家族が初めて飼ったのが、

とうさんが農家から貰ってきたコロコロの仔犬でした。

柴系との仲人口でしたが、見事に似ても似つかぬ大型の雑種犬に育ちました。

左がダンボール箱に入れられてやって来た時、右が成犬になって庭に放されていたチロです。

 

     

 

チロをフィリオやショコラと較べますと、待遇に格段過ぎる差があります。

当時住んでいた岡山の田舎では、犬は番犬が当たり前で、台風や雷や酷暑など以外は庭に繋がれ、

食事は残りご飯にお味噌汁をかけたり、鶏の皮を茹でたりし、

たまのジャーキーだけが唯一の御馳走でした。

タライに入れてホースの冷たい水でじゃぶじゃぶ洗われ、朝夕の散歩は田んぼの畔道でした。

獣医さんは牛や馬など家畜を診る人で、動物病院もドッグフードもなかった時代です。

チロはとても優しい従順な子で良く懐いてくれ、畦道で一緒に見た夕陽を、

かあさんは今も思い出します。

 

7才の時、散歩の途中で、チロは動けなくなりました。

自宅からかなり離れた場所で、助けを呼ぶにも戸板を取りに行くにも、彼を一人では残せず、

かあさんはチロをおんぶして、背を丸めて泣きながら、一歩一歩我が家を目指しました。

大きなチロの爪先がすりすりと地面をする音が、今も聞こえるようです。

これがチロの最後の散歩で、この5日後、彼はお星さまになりました。

チロは今、岡山の動物霊園に眠っています。

 

ごめんね。

チロ、充分な暮らしも食事も医療も、あなたには与えてあげられなかったね。

でも、かあさんの子でよかったと、君は思ってくれるだろうか?

家族の誰かが岡山に行く機会に「チロに会ってきたよ」と聞くたびに、

かあさんの胸の奥の小さな後悔が、かあさんを突き刺します。

もう37年が経ったのですね。

 

こちらは、エアコンの効いた環境で、手作り食を貰い、とうさんのベッドで眠る、過保護で軟弱な、

でも幸せな子です。

 

 

 

 

 

FBより、 どうぶつ基金  さんの投稿記事をご紹介します。字は転載です。

どうぶつ基金

美味しいご飯のおかげで、さくらねこたちは今日も明日も元気です❤️
寒い中、朝夜絶やさずにご飯をあげてくださる事は、誰にでも出来る事ではありません。
本当に全国のボランティア様に感謝です❣️

🌸3月22日はさくらねこの日🌸

「さくらねこTNR」
成功のカギは、マナーやルールを守った餌やりです。
その地域にいる猫の頭数などを把握し、決まった時間と場所で餌を与え、

それと同時に、清掃やトイレの設置など、ご近所に迷惑をかけないようにする事も重要です。
猫たちは自分で片付けできないので、どうぶつ基金の啓発ポスター等で

トラブルの原因となる食べ残しの清掃などをお願いしています。
そうした“マナーを守った餌やり”からはじめる「TNR先行型地域猫活動」を続けることにより、

飼い主のいない猫の数は減少し、野良猫トラブルも減っていくものと考えています。
これ以上不幸な猫を増やさないためにも、皆さまのご理解とご協力をお願いします。

 

 

チロへの繰り言など書きましたせいで、今日は長くなってしまいました。

迂遠冗長の長話をお聞かせしまして、申し訳ございません。

 

今日もお出で下さいまして、ありがとうございました。

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