Little Stars 『どうして?』 | フィリオとショコラのちいさなおうち

Little Stars 『どうして?』

 

 

右目横のおでき(多分良性腫)を切除して頂きましたフィリオです。

局所麻酔でしたが、眼に近いのでゴソゴソ動くと危ないと、鎮静剤も注射されました。

CTを撮った時も同じ薬が使われましたが、これが彼には殊の外よく効くので、帰宅してからも寝てばかりです。

飲食もせず、排泄もせず、ひたすらクッタリしています。

(明朝には薬の効果が抜けて、元通りに戻りました。)

ショコラは、おにいちゃんをつつきますが、いつも優しいにいたんが全然反応してくれません。


 

 

 

え、えぇ?

アタチのにいたん、どうしちゃったの?

 

 

 

FBより保健所犬猫応援団     

さんの投稿を転載させていただきます。

「小さな家の大きな夢!!」のブログさんがUPされている 

ジム・ウイルス原作「どうして?」を紹介しておられます。

字は転載です。

 

2001年ですから、もう19年も前に綴られたアメリカのお話しかとは思います。
未だアメリカでは殺処分が続いている様です。
でも、日本との大きな違いは、犬猫を保健所から家族として迎える人が多い事です。
アメリカの飼育放棄の数は物凄い数、反面、日本では1%を下回る僅かな数です。
しかし、殺処分される犬猫は2万匹を超えています。
アメリカは無責任な人も膨大ですが、命を尊ぶ人もまた多い、
日本は無責任な人が極めて少ないが、命を尊ぶ人も極めて少ないと言えます。
日本は命を尊ぶ人(知る人)が増えるだけで殺処分の必要が無くなります。

 

「小さな家の大きな夢!!」さんのブログより

Little Stars 『どうして?』

https://ameblo.jp/kt44/entry-11714606734.html?frm_id=v.jpameblo&device_id=06f14fae626e49a0a0144ef0d2765294&fbclid=IwAR1VnRxD9MBEdpIx3diUcIZZlDQrERikNQ9XL26-G9dKnHIR53CAo9l1AhQ

 

 

Little Stars 『どうして?』

Jim Wills , 2001

あたしが子犬だった時、あたしのおどけたしぐさであなたを笑わせた。

あなたはあたしのことを、あなたの子供と呼んでくれて、

たくさんの靴を噛んだりクッションをだめにしたけれど、あたしはあなたの親友になったね。

いくらあたしが 『いたずら』 をしても、あなたはただあたしを指差して、

『どうしてそんなことが出来るんだよ?』

と聞くだけ、そしてその後、やさしくあたしを転がして、おなかを撫でてくれたね。

 

段々あなたは、仕事と出世のための時間を使うことが多くなったね。

それと、人間のお友達を見つける時間も・・・

 

それから赤ちゃんが生まれて、あたしもあなたたちの喜びを一緒に感じ、

輝きと香りに魅了され、あたしも彼らのお世話をしたかった。

でも、あなた達はあたしが彼らを傷つけないかどうか、スッゴク心配して、

ほとんどの時間あたしは他の部屋やゲージに入れられてたよね。

あぁ、どれほど彼らを愛したかったか・・・

あたしは「愛の囚人」になり始めてた。

 

あたしは 『あなたの犬』 から 『タダの犬』 になってしまった。

そして、あたしにかかるお金も出し惜しむようになったね。

 

あなたは今、新しい仕事のチャンスを得て他の町へ行く。

あなた達家族は、ペットを飼うことの出来ないアパートへ引っ越していく。

あなたは 『家族』 にとって正しい決断をしたけれど、

あたしが唯一あなたの家族だった時もあったんだよ。

 

『パパ嫌だよ!お願いだからボクの犬を連れて行かないで!』

叫ぶ子供の手を、あたしの首輪から引き離さなくちゃいけなかったね。

あたしは彼らのことが心配になったよ。

たった今、あなたは子供達になんてことを教えたの?

友情、忠誠、愛、責任感、それからすべての生命を尊ぶ事について、なんてことを教えたの。

 

あなたが去ってから、二人の優しいお姉さんが言ってたよ。

どうして引っ越すことが1ヶ月も前にわかっていたのに、

あたしのために新しい家族を見つけようとしなかったんだろうって。

首を振りながら 『どうしてそんなことが出来るのかしら?』 って聞かれたよ。

 

ある夜、お姉さんが歩いてくる足音が聞こえたの。

彼女はあたしをテーブルの上に乗せて 『心配しなくても良いよ』 って耳を撫でながら言ってくれた。

あたしの心臓は、これからされることを考えてドキドキしていた。

でも、その反面ほっとした。

愛の囚人には、もう残された時間は少ない。

 

あたしは自分の事より、お姉さんの事を考えていたの。

きっと耐えきれない責任の重さに、押しつぶされそうになってることをあたしは知っていたから。

それは、いつもあたしがあなたの気持ちをすべてわかっていたように。

 

お姉さんは、涙を流しながらあたしの前脚に駆血帯を巻いた。

あたしはいつもあなたに安らぎを与えていた時と同じように、お姉さんの手をなめたの。

それからお姉さんは、あたしに注射をした。

針が刺さる、冷たい液体があたしの体を流れていくのを感じる。

あたしは眠るように横になって、彼女の優しい目を見つめて 『どうして?』 ってつぶやいたの。

 

最後の力を振り絞って、あたしは尻尾を振り

 『どうして?』 は、お姉さんに言った言葉じゃないんだよ。って伝えた。

それはあなたに言った言葉よ 『あたしの最愛のご主人様』 。

あたしは永遠にあなたを思い、待つわ。

これからもあなたの人生にかかわる人すべてが、

私と同じくらいの忠誠を、あなたに尽くすことを願って。

 

The End.

「この物語は、非営利目的であれば、どなたでもHPや雑誌等に掲載する事ができます。

もう一度、『生命』 について考えを新たにして戴けたら幸いです」とのことでしたので掲載しました。

 

 

全文を転載したかったのですが、文字数制限を越えてしましましたので、一部省略しています。

是非リンクよりお読みください。

長いお時間を頂きまして、ありがとうございました。

にほんブログ村 犬ブログ ウエスティへ

にほんブログ村

 にほんブログ村 その他ペットブログ 動物愛護(アニマルライツ)へ
にほんブログ村