英首相官邸の新しい犬(イギリス事情)
秋雨前線が居座るので、今日から1週間程度は不安定なお天気でしょうと、今朝のテレビが言っていました。
窓の外を覗くと、真っ青に晴れ上がった真夏の空が見えます。
明るい陽射しの良いお天気は嬉しいのですが、いつまでも残暑が厳しく、雨が近いのか湿度が高く不快です。
フィリオは、お気に入りのヒンヤリ玄関たたきに、居場所を移動しました。
早く、本物の涼しい秋がやってきますように。
かあさんたら、我慢できずに、又エアコンをつけました。
「私に何の関係があるというのだ」さんのブログよりご紹介します。
彼女のブログを転載させて頂くのは、かあさんの大きな楽しみです。
動物愛護先進国であるイギリスの実情に、いつも目を開かせられますし、
「追いつけ、追い越せ、日本」と鼓舞もされて、元気も貰えます。
いつも転載させて頂きまして、ありがとうございます。どうぞお元気でご活躍下さい。
青字は転載です。
英首相官邸の新しい犬
http://catsanddogs75.blog136.fc2.com/blog-entry-827.html
首相官邸の新しい入居者が決まった。
新首相となったジョンソン氏とパートナーのシモンズさんは 15週の仔犬を官邸に迎える。
ウェールズの仔犬繁殖場が放り出したジャック・ラッセルの仔犬である。
下顎がずれた売れない商品だった。
この犬は 南ウェールズの保護団体フレンズ・オブ・アニマルズの アイリーン・ジョーンズによって救出された。
首相官邸にはすでにバタシー・ホームからやってきたラリーがいるが、
官邸に属する猫とは違い、仔犬はジョンソン首相とシモンズさん個人の飼い犬となる。
縄張り意識の強いネズミ捕り大臣のラリーと うまくやっていけるであろうかと心配されたが、
まだ仔犬なのでおそらく大丈夫だろう というのが大方の予想である。
8月の初め、首相が官邸スタッフに犬を飼ってもいいかと伺いをたてたとき、
みんな大喜びでイエスと答えたそうだ。
散歩のボランティアの申し出もあるらしい。
首相とシモンズさんは保護犬を飼うことで、来年4月から実施される仔犬繁殖販売を禁止する
いわゆるルーシーの法律を 多くの人に知って欲しいと願う。
ルーシーの法律は仔犬繁殖業から2013年救出され、
2016年死んだカバリア・キング・チャールズ犬の名前が由来の法律である。
ブライアン・メイを含む著名人らを含む多くの人が 長年の間闘って勝ち取ったものである。
来年からは出生地など、法で決められたことを守らない限り、仔犬仔猫の販売はできないことになる。
イギリスの政治家の公約の中で
動物の福祉に関することは必要かつ重要事項です。
それなのに、キツネ狩りを反対している85%の英国民に 「私はキツネ狩り好きよ」と言い放ったメイ首相。
首相の席争いのとき
「私が首相になったらキツネ狩りを復活させる」と言い放った 対抗馬のジェレミー・ハント氏。
彼らは坂を転げ落ちていきました。
当時環境庁大臣だったマイケル・ゴーブ氏が
ルーシーの法律をバックアップし、施行にまでこぎつけたのは、
彼の実行力の強さに加え、英国において動物福祉がどれだけ国民の関心事であるか
十分認識していたからでしょう。
ボリス首相はビーガン・ダイエットを試みているそうですが、
今まで動物福祉に言及したことはありませんでした。
2017年にキツネ狩りと闘牛に 反対意見を示していただけです。
しかし今回の首相就任の所信表明演説のときには
「英国民の心の中に深く根づいている動物への愛を思い、
世界でも最高水準の動物福祉国家となることを約束する」と説いています。
彼は果たして公約を守るでしょうか。
大丈夫だと思いたい。
ボリス首相のパートナーであるシモンズさんは自然保護活動家であり
動物の権利活動家なので、彼が表明通りちゃんとやっているかどうか 見張ってくれるでしょうから。
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今日もお出で下さいまして、ありがとうございました。