死んでるのに | フィリオとショコラのちいさなおうち

死んでるのに

ゆずの身体を神様にお返しした翌日、とうさんとかあさんは、庭に柚子の木を植えました。

娘のゆずが、哀しかった10年と解放されたたった6ヶ月を、一生懸命生きた証しに。

50センチ程のヒョロリとした1本の苗木は、今は緑の枝を張り、高さもかあさんの身長を超えました。

果樹なので、よく蝶や虫たちが遊びに来てくれます。

ゆず、あなたなの? かあさんは蝶に問いかけます。

 

だいじょうぶ。

ゆずが遺した彼女の居場所に、今はショコラが居てくれます。

 

 

 

    

 

 

 

かあさん、お話しして。

ボクをシェルターで見つけて、引き取ってくれた時のこと。

ボク、そのお話が好きなんだ。

(訳:フィーママ)

 

写真は  Westies United - Murphy and Dakota's Page

さんよりお借りしました。

 

 

「弥生、スコットランドはエジンバラ発」さんのブログよりご紹介します。

いつも転載させて頂きまして、ありがとうございます。字は転載です。

 

死んでるのに

https://scotyakko.exblog.jp/30305964/

 

 

死んでいる

けれど呼吸をしている

 

全てとは言わない
けれど、動物園には
生かされて地獄の亡霊のように 彷徨うしかない動物がいる
 
いや、むしろそういう動物園の方が殆どなのだ…。

 

 

今日もおいで下さいまして、ありがとうございました。

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