犬の権利 ―外でおしっこする― は守られるべきなのか? | フィリオとショコラのちいさなおうち

犬の権利 ―外でおしっこする― は守られるべきなのか?

昨日は、良く晴れて暖かでしたので、久しぶりに公園散歩に出掛けました。

おなじみの千里北公園です。

土曜日でしたので、たくさんの家族連れやワンコ達で賑わっていました。

もう走り回ったりは出来ませんが、ゆっくりのんびり、冬枯れの公園を楽しみました。

 

 

 

    

 

 

今朝の子供達です。

この子達は、かあさんにはわからない言葉で、内緒話をしているに違いありません。

 

 

 

 

 

 

       さんよりご紹介します。
犬曰く

外でおしっこをする。これは犬のためのウェルフェアでもあり権利。

おしっこシートの上だけでトイレを済ます犬生は幸せ?

もしかしてあまりにも人間目線では?

犬にとっておしっこというのは排泄以外にもっともっと意味がある大切なもの。

ならば日本で犬の権利を守るためにはどうしたらよいのでしょうか?

メルボルンからイガちゃん、こと五十嵐廣幸さんが考察。
https://inuiwaku.net/?p=20665

 

とても面白いです。ぜひリンクより原文をお読みください。字は概要部分の転載です。

犬の権利 ―外でおしっこする― は守られるべきなのか?

https://inuiwaku.net/?p=20665

 

犬が歩みを止めて地面に釘付けになる。私たち人間には気がつかないなにかを見つけたのだ。

黒く湿った鼻を地面に近づかせて情報を収集中だ。

気が済むまで匂いの分析をしたあとは「上書き保存します」と言わんばかりに、

オシッコを残して次の場所へと移動する。

散歩コースが住宅街でも、森の中でも、川沿いの州立公園、巨大なドッグパークであっても

彼女は同じように匂いを取り、オシッコ残していく。

私はオーストラリアで毎日こんな風に犬と散歩を楽しんでいる。

それが犬としての正常な行動であり、犬にはそれをする権利があるからだ。

散歩中の排泄は 国際的動物福祉の基本とされている「5つの自由」の中にある

「2.不快からの自由」「5.正常な行動を表現する自由」に触れると言っても過言ではないと思うのだが、

東京都では散歩中に犬にオシッコをさせてはいけないらしい。

  • 散歩の前に、犬の排泄は、すませてからお願いいたします。
  • 散歩の際、フンの回収袋やオシッコの洗い流し用ペットボトルなど十分な量の水を持参しましょう。
  • (水洗いのために、ペットボトル2本程度(約1リットル)を携帯しましょう。
  • やむを得ずオシッコをしたときは、すぐに十分な水で必ず洗い流しましょう。
  • フンについては、自宅に持ちかえりをお願いいたします。

 

散歩中の排泄行為、特にオシッコはマーキングに代表されるようテリトリーの維持や情報交換の意味をもち、

犬にとって大事な行為の一つと言って間違いない。

また多くの動物は自分の巣穴で排泄をしたがらない。

排泄物の匂いから外敵に居場所を知らせてしまう可能性があるからだ。

そう考えれば犬も巣穴である家の中で排泄するのは本望ではないと言えるだろう。

そのような観点からも、上記の東京都の排泄のルールにある「散歩の前に犬の排泄は済ませること」や

「犬は訓練をすれば、家の中で上手にトイレをすることができます」などは

犬としての正常な行動をさせないような規則に思え、犬の排泄を人間の排泄と同じように

老廃物を排出するだけの行為と考えてしまっているのではないかとも感じられる。

 

東京をキレイに保ちたいということも理解できる。

しかし、そのために東京都で暮らす326,020頭の犬に(2017年度の東京都の犬の登録頭数)

人間の都合だけに合わせた排泄を勧めることや、

犬として必要な散歩を駆け引きに使うような飼育の手引きに 私は強烈な違和感を覚える。

もちろん、この排泄のルールを作ってしまった一つの要因として、

飼い主として適切でない行動があったはずだろう。

だからこれ以上東京都で犬が飼いづらくならないようにする必要があるのではないだろうか。

飼い主はウンチを取るという最低限のマナーを守るだけでなく、そこに住む人たち、営業している店、

そこを使用する人たちのこと、そして自宅での排泄や散歩での排泄のことを

もう一度考える段階にきているのかもしれない。

東京都とメルボルンでは、人口だけでなく、土地の広さ、気候、文化、衛生面に対する価値観の違いもある。

しかしそれらを含めて考えても、東京に暮らす犬だって散歩で排泄をする権利がある。

現在の犬、未来の犬のためだけでなく、これからの飼い主のためにも

メルボルンのような緑や土があるグリーンベルトの歩道を東京都に多く作ることが

犬と人が共存できる解決策の一つになると考えている。

(自治体の記載文言は、各区のHPの表記を引用しています)

文・写真:五十嵐廣幸(いがらし ひろゆき)
オーストラリア在住ドッグライター。

 

なんだか我が意を得たような気分になりました。

犬に外でおしっこをさせてやりたい。

でも、その為にはまず、飼い主がマナーをわきまえなくてはなりません。

犬嫌いの方もおられ、玄関前が濡れていて不快な想いをした方もおられるのですから。

紹介させて頂きありがとうございます。

 

今日もお出で下さいまして、ありがとうございました。


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