亜熱帯成層圏通信RETURNS


ぼくの住んでいるのは、普天間問題で揺れている宜野湾市の大謝名(おおじゃな)という場所である。でもって、ここの水は日本一おいしくない、と思う。


今までに那覇市、首里、与那原、そして宮古島と、県内いろいろ住んではみたが、こんなに水がおいしくないのは宮古島と宜野湾市くらいなものだった。宮古島は地下水をくみ上げているらしいので理解できるが、本島内でどうしてこんない水がおいしくないのだろう。


ちょっと前に真栄原の「一年生」というスナックのお姉さまに尋ねてみたところ、開口一番「そりゃあんたさあ、下水の水を混ぜてるにきまってるさーねー。米軍兵士の下水の水が15パーセント入ってるのよ」とにこやかに教えてくれた。


15パーセント、というところに妙なリアリティを感じたが、まあこの説はおいといて、本当に水がおいしくないのは事実である。


これにくらべて石川市の友達の家で飲んだ水道水は非常においしかった。ミネラルウォーターの味がした。さすが石川、だと感心した。


ところが、である。何度も何度もいうけれども、宜野湾市の水はおいしくないのだ。なんだこれは。あたしの個人的見解を言わせてもらえば、これはまぎれもなくゴミの味が混ざっているとしかいいようがない。小さなころに、母親が野菜炒めを作って、焦がしたか調味料を失敗したかでおかしな味になっていたことがある。野菜がこげて、それがしょうゆと混ざって、なんだか気分がじわじわと悪くなるような味。


それが宜野湾市の水の味である。前述の石川の友人Tくんに宜野湾と石川の水を交互に飲んでもらったところ、「これはウ○コの味だ」と彼も断言した。


那覇市の水もそう悪くはなかった。まずかったけれども、宜野湾市よりもいくらかマシだった。宜野湾市水道局の方には悪いけれども、おいしくないんですよ。なんとかしてくださいよ。


それを反映して、宜野湾市にはミネラルウォーターを売る店が乱立している。πウォーターだの、還元水だの、いろんな店がある。そして実際、宜野湾市の水を飲んだら、おそらくそんな水を買ってしまうだろう。


かくいうぼくの家も、サンエーというスーパーで売っている5リットル100円の水を買って、飲料水としている。うちは子供が一人小児白血病になったことがあって、そんなまずい水を子供に飲ませてなんかいられないのである。


電波系の友人によると、水道水に入っている物質には、体制への反逆を抑える、つまり人間をロボットにしてしまう成分が含まれているらしい。(こ、怖・・・・?)でもカルキとかは身体に悪いのは明白だ。できれば、とらないほうがいい。


上記の写真は知念村の斎場御獄(セイファウタキ)にある「聖なる水」である。雨水をためる甕であるが、とても神聖な水で、旅行者は中身を飲んだり触ってはいけないとされている。


沖縄は水を大事にしてきたと思うのだが、この宜野湾のおいしくない水、どうにかならないもんだろうか。