O小学校の担任や脇山のことも、もう見下したりはしない。ただ同情するだけだ
少し傷ついたような表情を浮かべた彼の横顔は、親しみ易ささえ感じさせた
勉強しか取り柄のない男の人って、やっぱ苦手みたい。つまんないんだもん
いい顔になりなさいと諭す人間が少な過ぎるのだ
教え子を鍛えるという使命に、まったく燃えないこの先生は、だから、皆に好かれているのだが、奇異な人間を増長させてしまうのも確かである
教師は、どうも、物事を深刻に考えすぎる。ぼくたちのように楽観的になって欲しいものだ。植草を生意気だと言って起こり出す彼らは、まったく時間を無駄にしている。冗談だよ、冗談
おれは、時に、おまえのような単細胞が羨ましくなる。幸せでいいなあ
