ACTHのために大学病院に入院することになった太郎。
もちろん、私も付き添っての母子入院です。

予定期間は1ヶ月。

ACTHは注射を打つ治療なのだけど、
効果がある子には本当に効くらしく、
とっても有効性が期待できる治療です。

太郎の太腿に、2日に1本から始めて徐々に頻度を上げていきます。
副作用も色々あるので、色々な検査も併せながら
病院でしっかり管理してもらいます。

すごく期待してました。
ていうか、絶対に効果があって治るって思ってました。
どこからあんな自信が出てたのか謎です。

とにかく、明るい気持ちで前向きな入院開始でした。



大学病院には県内からたくさんの子達が来てて、
そのほとんどの子が母子入院をしていました。

抱えた病気は違えども、頑張るお母さん達と知り合えた事が
とっても私にプラスになったと思います。



小児病棟って、本当に切ないところです。

太郎と同じ病気の子はいなかったのだけど、
どの子も一生懸命に戦っていて、
今まで知らなかった世界に、本当に本当に胸が痛みました。

皆、悪い夢だったかのように
手をパンッて叩いて、「ほら。起きて起きて~」って言ったら
皆にっこり笑って目覚められたらどんなに良いだろう。
お芝居だったかのように、点滴も吸引機も外してアハハって走れたら
どんなに良いだろうと本気で思いました。