色々と話が前後してしまって申し訳ないです。

ある日突然、ウエスト症候群になってしまった太郎。

いや、ある日突然じゃなかったのかもね。
脳波なんて検査した事なかったもの。
発作となって現れる以前から、太郎は戦っていたのかもしれません。


ウエスト症候群にはまだまだ判明していない事がたくさんあるらしいのだけど、
原因が特定(推定)される症候性と、
原因が判らない潜因性とに分けられます。

太郎は潜因性。
MRIでも、後に行った細胞レベルでの検査でも
全く原因が判らないままです。


太郎は、30時間の陣痛の末生まれてきました。
生まれたくてドンドン降りてくるのに、
私が緊張と痛みで硬くなってしまって
子宮口がなかなか開かなかったの。

そのせいで、生まれてきたとき、
ちょっと頭の形が悪かった太郎。

私はずーっとそのせいで
太郎の脳に負担をかけてしまったんだ。
太郎の脳を傷めてしまったんだ。
と、自分を責めていました。

だから、先生が
「それは違いますよ。分娩時に何かあったなら、
 その後すぐに何らかの症状が出ます。」
「赤ちゃんはそんなにヤワじゃありませんよ。」

って言ってくれて、とても救われました。


原因が判ったから、
原因が判らないから、
どうなるって話ではないけれど、
自責と不安でいっぱいいっぱいだったのを
笑顔で隠していた私。
すごくすごく、救われました。