ぼんやりした私に先生は落ち着いた口調で続けてくれました。

先生「病気に関して、インターネットでもたくさん情報は得られます。
   調べられるのも良いかもしれません。
   ただ、あまり良い事は書いてないかもしれません。」


椿「はぁ。」

先生「早速、投薬治療を開始します。
   太郎君はこれまでの発達が良好ですから
   あまり悲観せず、前向きに頑張りましょう。」


椿「はぁ。はい。」

この日からビタミンB6の大量投与が開始しました。
フワフワしながら会計を済ませ、薬局で薬をもらって家へ。


帰るとすぐにパソコンを立ち上げます。
「ウエスト症候群」を検索。

症状よりも、治療方法よりも、気になるのは発達に関する事でした。
「予後」って言葉を初めて知り、片っ端から読み漁りました。



そして、パソコンの前で泣き叫びました。