検査が終わり、再び小児科へ移動です。

薬が抜けず、トロトロ眠る太郎を抱いて先生の話を聞きます。

先生は鈴木先生という女の先生。
今でもお世話になっていますが、話していてとても気持ちの良い先生で大好きです。

難しい顔で太郎の脳波を見つめる先生。

先生「お母さん、太郎君はウエスト症候群です。」

椿「はぁ。」

先生は病名、症状、治療方法などを丁寧に説明しながら書いてくれました。

先生の説明を聞きながら、フワフワしていた私。
頭が働きません。
必死に理解しようと、考えようとしているのに、フワフワ。

椿「どのくらいで治るんですか?」

先生「長い目で見た治療が必要です。」

椿「命は…危険ですか?」

先生「その心配は低いです。ただ、発達の心配がでてきます。」

ドキン

発達?え?うそ?
ドキドキドキドキ…

椿「普通に学校に通えますか?」

私、精一杯の質問でした。
「それは大丈夫ですよ。」って言って欲しくて、頑張って尋ねた質問。

先生「なんとも言えません。通っている子も実際います。」

頭まっ白。

ドキドキしてるのに、相変わらずフワフワしてて
頭は高速で回転してるのに、何も考えられず、本当にまっ白でした。