その施設で集団生活をしているのは、チリから落ち延びてきた女性、東欧から逃げてきた男性2人と中年男性1人、ドイツ人の若い男性3人、中年男性1人、ドイツ人のおばあさん1人、リーダーの夫婦2人。それとフランスの施設から遠征してきているらしいフランス人が2人・・・こうして数えてみるとけっこういたんですねえ。
そこに私たちが入っていったわけです。
チリから落ち延びてきた女性Aさん。
彼女はそれでもドイツ人のようでした。
チリの路上で、、文無し生活をし、1ヶ月何も食べない経験をしたこともあるようです。
彼女は最初に私たちに声をかけてきてくれて、最初の何日かは夜に色々と話し込みました。
東欧からの少年B君。
短髪の活発な感じの少年。この東欧少年2人組は一番新しい仲間のようだが、彼の方は社交的でドイツ語を覚えるのも早いらしく、いち早く溶けこんでいる。
東欧からの少年C君。
おとなしく、無口。今風にいうならアスペルガー症候群のような感じで内向的。ドイツ語もあまり喋れず黙々と仕事だけこなす感じ。
東欧からの中年男性Dさん。
むしろ中国拳法をやってるお爺さんといった出で立ち。実直で働き者、でも無口。無口といってもC君のようなひ弱さはない。
ドイツ人の若者Eさん。
スキンヘッドの青年。日本の禅にハマっている。毎週、ケルン近くにある禅寺に通っていて、私達と日本の話しをするのを楽しみにしていた。
ドイツ人の若者Fさん。
ロッカーの青年。思想家で物事を深く読み取り、かつ雄弁。明るく快活なイメージを作り、しかし、その影からみんなを観察しているようなヒト。
ドイツ人の若者Gさん。
面白いイントネーションの喋り方をするヒト。料理はコック並みでみんなの総料理長。他にも大工仕事などにも長けていてみんなの世話役的な立ち位置。彼は元々お金持ちだったのだが家族が欲しいということで、ここのコミュニティに入ってきた変わり者。
ドイツ人の中年男性Hさん。
ハゲのおじさん。日本でもよくいるサービス精神が旺盛でいつもオヤジギャクを連発している面白いおじさんのイメージだな。
ドイツ人のおばあさんIさん。
如何にも昔のフランダースの犬とか愛の若草物語とかに出てきそうな欧州のおばあさん。
ちょっと意地悪そう。足が悪く、いつも端っこにいて料理の皮むきなどの手伝いをしている。色々文句をつけるのが好き。
フランス人Jさん。
フランスの組織から来たヒトのその1。ここにずっと留まっているようだ。組織内の立ち位置は微妙。アウトサイダーと言ってもいい。居心地はよさそうではない。それでも彼は何故ここに留まっているのか?
フランス人Kさん。
フランスの組織から来たヒトその2。一時的に2ヶ月ほどここに留まっていた。陽気な人。ドイツ語が嫌い。みんなからも浮き気味。でも、人気者?
最後にリーダーのLさん。
人格者そうな雰囲気の40代男性。演説好き。ドイツ人らしく理屈に長けていて議論に強い。普段は物静かでにこやかにしてまるで聖人のような雰囲気を醸し出している。
リーダーの妻Mさん。
フランス人の女性。Lさんと結婚してドイツに来たらしい。カリカリしたオールドミスタイプでみんなからも嫌われていたはずだが、私達がきた頃から丸くなり急速に可愛らしさを増して、みんなの人気も上がっていく。
こんな感じのメンバー。
(ぜいぜい・・・人数多かった)
この人達で毎日朝から働きにいって、夜は・・・という生活なのだが。
(つづく)