イムレック(春節)② | ジャカルタごはん

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2023年9月、ジャカルタに転居。
ジャカルタ生活の記録です。

2月10日は春節(インドネシア語でイムレック)でした。

ショッピングモールで獅子舞、龍舞の演武がありました。

 

前座として、女性ダンサーによるインドネシア風の舞踊。

 

 
このあと、音楽や体の動きに合わせて顔につけた面が瞬時に変わる中国四川地方の伝統芸能「変臉(へんれん)」があり(写真なし)、メインの劇団が登場し、まずは龍舞がありました。

 

龍舞のダンサーは子どもで、お遊戯レベルのかわいらしいものでした(こちらも写真なし…)。

 

続いて獅子舞がありました。

赤と黄色の獅子がそれぞれ舞いました。

獅子舞の獅子は想像上の動物で、吉祥のシンボルです。

2人一組で獅子の衣装を被り、それぞれ前脚と後脚を担当します。

後脚担当が前脚担当を肩車するなど、アクロバティックな動きが特徴です。

演武の間は、太鼓、シンバル、銅鑼が大きく打ち鳴らされます。

 

元祖中国には北方系と南方系の獅子舞がありますが、披露されたのは中国南方で盛んな南方獅子舞。

華僑は南方出身者が多いため、世界のほとんどのチャイナタウンで行われている獅子舞は南方獅子舞だそうです。

 

圧巻は中国語で「高椿」又は「梅花椿」 、英語でハイ・ポール・ライオン・ダンスと呼ばれるかなり高度な演武。

中国武術のカンフーで鍛錬のために用いられる鉄柱を山に見立て、その上で獅子舞をするというものですが、1980年代にマレーシアで火が付き、世界各地へ広まったそうです。

数年前に台湾へ旅行した際にも見たことがありましたが、スリリングな演武で見ている方がドキドキします。

こちらは熟練の二人組が、白い獅子の衣装で舞いました。

 

 
 

前座も含めて1時間強、楽しいパフォーマンスでした。

 

春節ネタでもう一つ。

春節の縁起物のひとつが「ミカン」です。

中国語でミカンを表す「桔(橘)」は、「吉」と文字や発音が似ているためだそうです。

知りませんでした。

ジャカルタのスーパーでもミカンが沢山売られていました。

 

 

親しい人同士でミカンを贈り合う習慣もあるようで、我が家もいくつか頂きました(ポンカンかな?)。

 

 

ご馳走さまでした🍊