ジャカルタ大聖堂 | ジャカルタごはん

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2023年9月、ジャカルタに転居。
ジャカルタ生活の記録です。

昨日のブログの最後に書いたように、モスクと向かい合ってジャカルタ大聖堂(Gereja Katedral Jakarta)が建っています。

カトリックの大聖堂で、3つの錬鉄尖塔を持つゴシック・リヴァイヴァル建築(ネオ・ゴシック建築)です。

 

 
西向きのファサードには大きなバラ窓があります。
ラテン十字の平面構成で、クロッシングの真上に小振りな尖塔があります。
 

現在インドネシアの人口の10%弱がキリスト教徒(プロテスタントが約7%、カトリックが約3%)で、プロテスタントはパプアに、カトリックはフローレス島や東ティモールに多く分布しています。

キリスト教はインドネシアに日本と同時期(少し前)に伝来しますが、インドネシアでは既にイスラム教の王国が栄えており、キリスト教は浸透しませんでした。

 

1829年、オランダ領東インド政府により、バタヴィア(現ジャカルタ)に初のカトリック教会が建設されますが、この教会は1890年に地震で倒壊。
直ちに建て替えが計画され、1901年、現大聖堂が完成しました。

石造りに見ますが、レンガ積み、モルタル仕上げだそうです。

内部は、壁はタイル画で覆われ、窓は幾何学模様のステンドグラスで美しい。

 

 

屋根がチーク材で組まれているのがインドネシアっぽいと思いました。

 

教会の歴史が解説された博物館もありました。

展示によると、1549年に日本にキリスト教を伝えたザビエルも、日本に来る前の1546年にモルッカ諸島に上陸し、宣教活動をしていたようです。