インドネシア人の主食はご飯です。
インドネシアにおける2020年の米の年間消費量は一人当たり94.9kgで、これは日本の年間消費量56.5kgの約1.6倍です。
インドネシアは1年を通して温暖な気候を生かした二期作、三期作により米の生産量は世界3位ですが、国内の消費量も多いため、供給は不足しています。
加えて、2018年以降は度重なる洪水や火山の噴火、害虫による被害などの自然災害が重なり、生産量は低下。
需要を補うため、輸入に頼っているのが現状です。
さて、そんな米ですが、インドネシアで栽培されている米は陸稲のjavanica(ジャバニカ)米が主流と言われています。
ジャバニカ米はジャポニカ米とインディカ米の中間の品種です。
私が普段行くスーパーはコシヒカリなどのジャポニカ米やバスマティなどのインディカ米の取り扱いも多く、それらの値段は高いのですが(5kg2000円以上)、現地米は高くても5kg700円程度で買うことができます。
現地米(右)は日本から持参した米(左)と比べると形はこの通り。
ジャバニカ米は見た目はジャポニカ米に近いと言われているのですが、ジャポニカ米より明らかに細長い。
しかし、炊飯器で炊くとかなりふっくらと瑞々しく炊き上がり、明らかにインディカ米より粘り気はあります。
また、現地の硬水にあっているのか、日本から持参した米を硬水で炊いた時に感じる硬水臭さをあまり感じません。
ただ、時間がたつに従ってどんどんパサついていきます。
総合的に判断して、我が家は現地米を食べています。