毎年9月22日、「カーフリーデー」というイベントが、ヨーロッパを中心に行われているそうです。
1998年にフランスで始まったもので、都市の交通・環境問題について考える一日となっています。
インドネシアのカーフリーデーは、ジャカルタの中心部を南北に走るThamrin通りとSudirman通りの約6kmの区間から始まりました。
車社会で歩道が整備されていないインドネシア都市部にあって、人々が自由に道を歩いたり走ったりできる貴重な機会です。
そのため、インドネシアのカーフリーデーは、市民がウォーキング、ランニング、サイクリング等を楽しむための場、という側面の方が強くなっています。
現在は毎週日曜日の6時から10時まで、複数の都市・区間で開催されており、毎週数万人が参加しています。
イベントや市民活動等、人々の交流や情報発信の場にもなっているほか、カーフリーとなる大通りに通じる脇道では何百もの露天が出店し、経済的効果も高いといわれています。
写真は9時過ぎのSudirman通り。
普段はジャカルタでも最も渋滞の激しいSudirman通りがこんなにすっきりしているのは不思議な気分です。