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春休みに読んだ本について今頃になって書いてみる。
まずはこの本を読もうと思った理由についてですが、もともとドイツのWW2以降の政治に興味があったんですね。戦後完全に加害者の立場となりながらも復興を遂げて、EUの中心的存在になるなんて一体どんな外交したんだと。自他共に認める外交下手な国(と私は思ってる)に生まれた者としては非常に興味をそそられたわけです。
半年以上前に書いたメモを元にしてるので、事実と異なることがあったり、偏った見方になってたりする可能性があるのでそのときはご指摘いただけると幸いです。
とりあえず、気になった記述をピックアップして感じたことを書いていこうと思います。
☆分割統治中のユダヤ人資産の扱い
連合軍(米英仏): ナチが強奪したユダヤ人資産を返還(現物が無ければ金銭で)
ソ連軍: ドイツから最大限の賠償を取り立てることに重点を置いていたため、アーリア化された資産を公有化
あれ?ソ連酷くないか?
連合軍が資産を返還した理由はたぶん人道的なものだけじゃないと思うんですが、この事実だけ聞いたらとりあえず「ソ連酷い(>_<)」って思ってしまう
戦争終わったときはソ連もボロボロで大変だったんでしょーが・・・。☆ニュルンベルク裁判でポーランド侵略戦争のドイツ関与だけが裁かれるのはおかしい。ソ連も侵略したではないか。
私はWW2について今まで、日本から見た知識しか持ってなかったのでこのことに結構驚きました。よく考えたらソ連って、英仏と同盟組んでたポーランド攻めたのに後に連合国側で参戦するんだよな。なんともえげつない。
☆戦後補償について
①一般の戦争被害者への補償総額はナチ不法の補償総額の7.5倍。
②国内のナチ不法被害者向けの連邦補償法は、当時の東ドイツ在住の被迫害者や外国籍の保有者で戦後西ドイツに滞在したことの無い者や、共産主義者は対象外だった。
①は戦後補償の話でよく出てきますね。ただこれって、「実はナチ不法の補償はそこまで頑張ってない」と捉えるべきなのか、「一般の戦争被害者への補償が手厚かった」と捉えるべきなのか悩みます。そもそも一般の戦争被害者の定義はどうなってるんだろう?空爆を受けて家を亡くした人とかが当てはまるんだろうか?
②はちょっとビックリ。共産主義者は対象外ってとこが。理屈は理解できるけど、「そういう時代だったんだなぁ」と思ってしまう。
戦後補償に関する話題では日本はよくドイツと比べられますが、やっぱり日本の戦後補償とドイツのナチ不法に対する補償を比べるのは無理があるのではないかと思います。よく言われることだけど。ナチ不法以外の補償がどうなってるか詳しく調べて、日本と比較してみたいです。
あと、ドイツは先の戦争における「責任」と「罪」を分けて考えてきたという話を聞いたことがあるので、そこらへんももっと詳しく知りたいです。つまり、ドイツは先の戦争における「責任」を取る立場にあると思うのですが、それに伴う「罪」の意識は国民レベルでどうなっているのかが知りたいです。
敗戦国であるドイツが普通に軍隊持ってるのを不思議に思って、どういう経緯で再軍備が進められたのか気になってたんですが、やっぱり冷戦下で再軍備せざるを得なくなったんですね。私は冷戦を直接知らないので、調べるまではピンと来なかったです。いつ戦争が始まってもおかしくない、緊張した状態というものがリアルに想像しにくい。「冷戦下のドイツってそういう状況だったのかぁー」という感じ。当時の西ドイツに再軍備に関しては反対意見もかなりあったみたいなので、今度ちゃんと調べてみたいです。
前述の通り、私は現在のドイツが普通に軍隊持ってると思ってたんですが、実はNATOに出したドイツ連邦軍に対する指揮権は首相にも国防相にもないんだとか。全然普通じゃないや。しかも戦力のうちかなりの割合をNATOに出してるって言うしなぁ。やはり未だに警戒されてるってことか・・・。再軍備はドイツのためというよりは、西側陣営のためという色合いが強かったことが窺えます。今の連邦軍は違うかもしれませんが。
☆再軍備にあたって、当時の西ドイツはドイツ人の戦犯(ドイツ刑法によって処罰されない者に限る)の恩赦を求めた。
これにも結構ビックリしたんですが、具体的にどういうことをした人が恩赦の対象になったのかがわからないのでコメントしようがない。ドイツでは戦犯となった者のうち結構な数の人が(少なくとも日本よりは)恩赦の対象となったと聞いたので、今度じっくり調べたいです。それが現在のドイツ連邦軍に影響を及ぼしているみたいな記述もどこか(別の本かも)で見たなぁ。
旧日本軍が完全に解体されたのに対し、ドイツ国防軍は現在の連邦軍に受け継がれている部分がある(上の恩赦とかの関係?)という話を聞いたことがあるのですが、現代の日本で自衛隊があんまり尊敬されたりしない原因の一つはそれなのではないかと思います。日本以外の国(少なくともまともな政治が行われている国)では軍人さんって結構尊敬される存在だと聞いたのですが、日本で大っぴらに自衛隊を賛美すると右翼のレッテルを貼られる危険性がありますよね。私は現代史や現在の世界情勢に興味持ってから、自衛隊に対して、外交手段の一つとして肯定的な意見を持つようになりました。それまでは学校でとにかく戦争はだめだ!っていうことしか教えられてこなかった(少なくとも私はそう感じた)ので、「戦争はダメ→自衛隊は制限はあるけど軍隊に近い存在→あまり良い印象を受けない」みたいな考えでした。結構こういう考えの人って多いような気がするんですが・・・。
この間友人と旅行したとき、たまたま航空自衛隊の基地の近くを歩いてたら戦闘機が空を飛んでて、それに対する友人の目がすごーく冷ややかな感じだったんです。もしかしたらその子なりの考えがあって、自衛隊に否定的な意見を持っているのかもしれないのですが、そのときは勇気がなくてそれ以上突っ込めませんでした。自衛隊に関する大多数の国民の感情ってこんな感じなのかなーと思ってしまって・・・。
何が言いたいのかというと、もうちょっと優しい目で見てくれたっていいじゃないか!ということです。
この問題に限らず、私は現代史や現在の世界情勢に関して議論する環境にないので、本やネットから情報を得て一人でぐるぐる考えてると、自分の意見がもしかしてすごく偏ってるんじゃないかと不安になります。かといって議論するほどの知識もないんですが(>_<)
だいぶ話が逸れてしまいましたが、長くなったのでとりあえず今回はここまでにします。他にも気になる記述はいくつかあったのですが、次回に回したいと思います。機会があれば(;^_^Aあー疲れたー



「日本から来ました」「北京ですか?」とかね(笑)今度の夏休みにはドイツに行こうかと画策しているだけに余計に
ハーバマス