曇天の日曜日 | うきよばなし

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曇天の

   よどむくうきや

        彼岸花

         

                    (はじめ)


奈良の今日の朝は、寒かった。


夜中に嫁が、布団を出してくれて


助かった。『寒い、寒い』と、夢うつつで


体が全然動けない時だったので。


すごくうれしかった。


靴下をはいて、ジャンパーを着て


散歩に出かけた。


風もなくどんよりした天気だったが、


いまだに、彼岸花は、真っ赤な花を


咲かせていた。


家に戻ると、嫁が


『冬物を出さなくちゃ、手伝ってや』


と、いうのが聞こえたような。