石川啄木の短歌に、こういうのがあります。
鏡屋の前に来て
ふと驚くきぬ
みすぼらしげに
歩むかも
昨日、友人の家に遊びに行ったとき、等身大を写す
鏡を見て、びっくり、がっくりした。
顔は、確かに、私の顔だが、体は、他の人のように思えた。
ギャー
私の顔についてる二つの眼で、毎日みるわたしの肉体は
多少、腹はでているけど、均整が取れてて、足も
長くはないけど、短いとは、見えなかった。
ところがであろ。
鏡屋の前に来て
ぎょっと驚きぬ
豚のごとくに
あゆむかも
と、いう感じになっていた。
にわかには、信じられなかった。
しばらく、鏡の前で、固まってしまった。
唖然、ボー然、交通安全!
まるで、筑波山のガマ蛙になった気分だった。
自分の醜い姿を見て、ショックを受け、
あぶら汗が、タラタラでてくる心境が、
初めて、わかった。
さあ、どうしよう。
これから、一生、鏡を見ないか、
厳しいトレーニングをして、
体を絞るか。
団子なんぞ食べて、
秋の長い夜を
ゆっくり考えようと思う。