「山へ行くつもりじゃなかった。」 -25ページ目

コール・アンド・レスポンス

ある日のこと。
人と逢った後、少し思い立って、買い物のついでに難波から心斎橋へと歩いてみた。
アメリカ村周辺は、相変わらず、ちょっとした迷子になってしまう。

近くにあるレコード店や洋服屋を、ふらつく頃には、
まるで、「はじめてのおつかい」に行ってどうしようもなく、いたたまれない状態になる、
そんな、子どものような心境になっていた。

近くにいる友人に電話をすると、快く迎えに来てくれた。

アメリカ村にある、24時間営業の素敵なカフェで、やっと落ちつく。

「さっき、珍しく楽器店で、機材を観ていろいろ店員と、話してたら、びっくりしちゃって。」
と、その友人は、そのやりとりを、話してくれた。

それから、「最近、どう?」といつもの他愛のない会話。音楽と、恋愛と、不景気について。
もちろん、今、何を聴いているか?とか、そんなところ。
打って響きあう、そういう時間は、やはり楽しい。

真夜中にDJがかける素敵な曲に、ここぞとばかりに、
お客さまや、照明さんも、的確に反応するダンス・フロアのように。



カーティス・メイフィールドの“CURTIS/LIVE!”というアルバム。
4曲目に、We're a Winnerというインプレッションズ時代の曲が、入っている。

カートムのレーヴェル・ロゴに入っている、フレーズと同じタイトルのこの曲。
ライヴ盤なので、とても気の効いた、観客の手拍子や歓声も一緒に、録音されていて。
これは、本当に格好良い。

『うた』の語源は、『打ち合う』と『訴う』だ。
という説を聴いたことがあるけれど、なるほど、そうかも知れない。と思う感じ。

ツーと云えば、カー。というか。
たとえば、誰かの、「つぶやき」に対して、的確な合いの手をいれたり、再送したり。
それとは、また違った楽しさ。

「つぅ~と、飛んで来て、る。と、留まるから、鶴って、いいますねん。」
それは、桂 枝雀さんの落語のネタ。



この前の土曜日。
小西さんに教えていただいたレコードが、吉祥寺から届いた。

ニック・ディカロの、A Quiet Sundayという
この良さをうまく、説明できないくらい、個人的には、大好きな曲。
それを、作曲者のMort Garsonが、別アレンジでカヴァーしている、
いわゆる、古き良きアメリカな、イージー・リスニングのアルバム。
今まで、見かけても、
きっとスルーしていたと思うレコード。
やはり歌詞のない、インストゥルメンタルの曲。

早速、針を落とす。
A面4曲目。3曲目の最後、鳥がさえずっているSEの後。
最初、まさかのチェンバロで始まる。
とても、繊細なストリングスとホーンの編曲。

サビの高くなるところが2回目に聴こえてきた時、
寒い部屋でひとり、少し泣いてしまった。



ニック・ディカロの、A Quiet Sundayが収められている
“Happy Heart”というアルバム。
ビートルズや、ビーチ・ボーイズのカヴァーも収録はされているけれど、
A&Mに、多大な貢献をしてきた彼に対して、いわば、ご褒美としてつくられたそう。
いわゆる、セールスどうこうではなかったらしい。

発売から4年ほど経ったある日、
このアルバムを製作したトミー・リプーマが、とあるパーティ会場のBGMとして
“Happy Heart”が、使われているのを耳にしたそう。

彼はなぜ、このアルバムの曲を使ったのか尋ねた。すると、

「これは、世界で最高の曲のひとつだから」

と、いうのが、選曲を担当した人の答えだった。
トミー・リプーマは、再びニック・ディカロのソロを作製する。
それが後にAORの出発点と評されることになる“Italian Graffiti”というアルバム。

という、話を、思い出した。



イタリアン・グラフィティというアルバム。
このアルバムの、リマスターCD盤は日本でしか、発売されていないそう。

元になる、マスター・テープを探し出したのが、最近、仲良くさせて頂いている、
LAに住む知人だった。
というのを、丁寧なメッセージを頂いて、初めて知った。

やはり、アメリカではまったく評価はされてなく、
ニック・デカロの弟さんや、ビクターが、MCAにマスターを探す様に交渉しても
誰も本気にならなかったそう。

たまたま、MCAでその知人が勤めてらしたので、
なんと、倉庫に埋もれてたマスターを探し出して
リリースできる事になったとのこと。
その方、曰く、

「まあ、僕がやらなくっても、誰かがそれをやったと思うのですが。 」

そんな、素敵なレスポンスを、夜遅くに頂いた。
とても、キュン。となる、お話。



そういえば、楽器店の店員とのやりとり。

ボクの友人が、「テクニクスのターン・テーブルが、生産中止なんですよね」
と、訊いたところ。
その店員は、なんと云ったか。
心の準備は、良いですか?




「タンテ無くなったら、CDJがありますよ!」



いやいや、そういう、コト。では、なく。
もしくは。
世界は、45回転のスピードで、廻っているハズ。

なのですが。





出張山岳部@digmeout A&D

2月18日金曜日は、WMDの第3集。冬山ドライヴィン。

なのですが、その前に、初の試みを行います。


$「山へ行くつもりじゃなかった。」-digme0204AD



心斎橋アメリカ村の素敵なカフェ、digmeout ART&DINERさんで、

$「山へ行くつもりじゃなかった。」-digme photo


WMDクルー全員による、告知ラウンジDJをさせていただける事になりました。


“WMD *promo DJ hour”と題しまして、
当日の予告のような、
もしくは、別冊のような。
あるいは、気のきいたBGM係と申しましょうか。

アザーサイドオブWMDとなるのか、
はたまた、いつもの調子なのか。

DJ5人とミス・オリーヴの愉しい選曲を
ひととき、お楽しみください。

日時は、2月4日の金曜日。
夜の20時から24時くらいまで。

DJは30分交代な感じで、
ゆるゆると、お届けする予定です。

DJ;SATORU FUJIO,HATA,KEN,and kor
THIS YEARS GIRL;missOLIVE

お店は、通常営業ですので、
お出掛けの帰りや、お仕事帰り、
もしくは、夜のお散歩やパトロールの合間に、
ひょっこり、寄ってみてください。


$「山へ行くつもりじゃなかった。」-diner_map.gif




暖かいお飲み物も、美味しいプレートも
たくさんございます。
(*注意 ノーチャージ。食べ放題、払い放題)


そして、店内のエキシビジョンは、こちら。

konefa meets digmoeut 農家アート祭

2011/2/3 thu. >>20 sun.
digmeout ART&DINER

$「山へ行くつもりじゃなかった。」


農業とアート。そして、渋谷系。
どんな感じでしょう?
いろいろ楽しみです。

皆様のお越しを、おまちしております。



追伸。

Twitterで、WMDに関する、つぶやきをされる場合。
ハッシュ・タグは、

#westmd 

で、ご協力、よろしくお願いいたします。





WMD 第3集。フライヤーは、こちらです。

おはようございます。こんにちは。こんばんは。

冬らしい日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

気分の良い、気の効いた音楽を聴いてらっしゃいますか?
もしくは。

レコードは、聴いてますか?
レコードは、買ってますか?

お気に入りだったレコードを、
相変わらず、どこかに失くしてしまってますか?

ジャケットは思い浮かぶのに、
「あれ、タイトルが思い出せない。」

そんなことはないですか?

寒い日の引力に。

ラヴ・アンド・ドリーム、ふたたび。

小西康陽さま、公認。渋谷系パーティ。
WMD三度目の登頂は、まもなく。

ポップで、クールで、メロディアスで、キャッチーで。
でも、実は、高くて険しい。
世界には、まだまだ聴かなきゃいけない
音楽が沢山あることを、
教えてくれた、渋谷系という山に、
皆で愉しく、ドライヴしてみよう。
という、パーティ。

「山へ行くつもりじゃなかった。」-WMD110218_1


「山へ行くつもりじゃなかった。」-WMD 110218_2


ドンズバから、あの名曲まで。
ロックにジャズに、ブーガール。
「なんでもありの、山登り。」(missOLIVE)

ひそやかに、1周年ということで、今回、東京からDJ YUMEさんをお招きいたします。

別の意味での、キラー・チューンも、聴けるでしょうか。
「ESP」とか。

今すぐ あなたに 逢いたい

皆様のお越しを、おまちしております。




West Moutain Drive
-third issue-

FRI. 18 Feb. @EXPLOSION
9pm-5am
FEE:1,500(W/1D)

Guest Dj ; YUME (from TOKYO)
Dj ; SATORU, FUJIO, HATA, KEN and kor
THIS YEARS GIRL ; missOLIVE


「山へ行くつもりじゃなかった。」

おはようございます。こんにちは。こんばんは。
SHIBUYA-KEI is DEAD. でも本当は好きで仕方ない。
そんなハッピー・サッドな、渋谷系マニアの方にも、そうじゃない方にも。

小西康陽さま公認。わりと“正しい”渋谷系パーティ。
第3集、冬山ドライヴィンのお知らせです。

冬のある日、きみに届くメッセージ・ソング。
とても寒い日に、僕ら手を叩き。
雪の中のトリックとキャンディー。
急いで!ストロベリィ・スレイライド。
弾丸ドライヴは、週末のヴァカンスへ。

元ネタから大ネタまで。ロックから歌謡曲まで。
約15年ぶりの、墓暴き。ありがとう、20世紀。
……だいたいそんな感じで、お届けいたします。

「公認するつもりじゃなかった。」
あ、もちろん言葉の遊びです。
                   小西康陽

愉しい山登りの日時は、2月18日の金曜日。夜9時から朝の5時まで。
心のベストテン第1位の素敵な音楽と、美味しいお酒と。
青く光る月の裏側ではなく、堂山EXPLOSIONでお逢いしましょう。