この間私が病気の時に娘の面倒をみてくれたママ友に、お誘いのメールを送った。


そしたら、日曜日にある集まりで体操があるので、いっしょに行かない、と逆に誘われたので、応諾した。


このママのことは今回のことがある前から好感を持っていたし、保育園ママの中では一番いっしょに子どもを遊ばせたり、週末区のイベントに参加したりというつきあいをしてきた。


私は労働時間が長いので、クラスの誰よりも早く娘を保育園に連れて行き、一番遅く迎えに行く数人のひとりとなっていて、彼女を含め、ほとんどのママたちとは顔も合わさない。


知り合いになって最初の頃は、近所の児童館で子どもを遊ばせる時に偶然会っておしゃべりする程度。


すごくくだけた人柄で、でも情報通。クラスの他の人の話とか私よりよく知っている。そういう話と無縁な私も楽しかった。


子どもも月齢が同じでとても仲良し。彼女は子どもの相手がとても上手。


2年前の選挙の日、偶然彼女と児童館で会った。彼女は帰る間際だったが、私にこう言った。


「もう投票した?」「もし投票してなかったら、○○党に入れてくれない?」


こう言われたら、日本の多くの人はみんなピンとくると思う。彼女はあの宗教なのか、と。


私は生返事で、「忙しいから行けないかもしれないけど、行ったら入れるようにするよ」と答えた。


ちょっと怖い気持ちもあった。これをきっかけに新聞とか薦められたら厄介だな、と思った。


その後私も特にそのことには言及せず、でも彼女も隠し立てせずに、日曜日は会の集まりがあるなんて話を時々聞いたりした。勧誘はなかった。


少しずつ仲良くなり、夫がいなくなるちょっと前には、夫婦の不仲のこともちらっと話したし、夫がアメリカに帰るかもしれない、子どもを連れ去られたらどうしよう、なんて話もした。


夫がいなくなったことは園の保護者会でカミングアウトする直前まで言わなかった。


彼女の夫は仕事が忙しくて、仕事場に泊り込んでいて、ほとんど帰ってこない。仕事柄週末もいないので、週末誘いやすかった。


この秋は娘と月齢の近い彼女の娘と4人で遊園地に行ったり、電車に乗って遠出したりした。


彼女が他のママとどういうつきあいをしているのかわからないので、ちょっと距離のとり方はわからなかったけど、少しずつ仲良くなっているような気がした。


最初に戻って、日曜日に誘われたイベントは○○党主催ということだった。


応諾したものの、ちょっと気になって、メールでひとことでも単刀直入に送った。


「体操とても楽しみにしてるよ。でもちょっと心配なんだけど、もし、党員とか会員の勧誘があっても、お断りすると思うけど、○○ちゃんに恥をかかせるようなことにならないかな(略)」


そしたら、返事で「そんなの無いから大丈夫っ(なるほどそういう心配もあるね)」と返ってきた。


その後、何度かやりとりしていて、彼女がこう言った。


「私、保育園でAshleyちゃんみたいに仲良くなれる人ができると思ってなかったから、マジで嬉しいよ!!!!Asheleyちゃんははっきり言ってくれるから気持ち良いわ!!!!」


たぶん、あれを単刀直入に聞いたことだろう。


私も彼女が友達と思ってくれて嬉しいわ!!!!


そういう気持ちを込めてこう返事した


「私も○○ちゃんと仲良くなれて嬉しいな。 正直というか、世間知らずなんだよね、私は。○○ちゃんにはいろいろ腹割って話せるような気がしてさ。。。これからもよろしくね」


夫がいなくなってから、友情運は戻ってきているような気がする。