2015/3/7(土) @Art Space Chupki
17:00開場~21:30位迄


冬の終わりのホラー映画2本立て
改めましてラインナップ紹介をさせて頂きますね






『死霊のはらわたⅡ』
(1987 監督:サム・ライミ)




初回なのになぜ2からやるのか・・・?

いえいえ実は1のセルフリメイク的な作りになっています

監督のサム・ライミはデビュー作の『死霊のはらわた1』でそれまでのホラー映画を総括した上でそれを覆すような「ハイテンションなギャグ」要素を発明致しました

未だに「ホラー映画=怖い」というイメージを持っている方が多いですが、
「実はギャグだったんだ」という見解をハッキリと教えてくれたのは紛れもなく『死霊のはらわた』シリーズ、そしてその集大成ともいえるのがⅡなのです






「おっちゃんの顔、怖いんか~?」






主演はブルース・キャンベル
阿部寛似の二枚目ですがコメディもイケる実力派です
(というか本作で無理矢理?コメディ路線に開眼させられた節アリですが)


本編はややグロテスクなシーンもありますが人形や特殊メイクを駆使しつつ、人力で頑張って作ってる具合がとても健気です





「髪の毛、オイチ~」



低予算ながら溢れるセンスと情熱でそれまでのホラー映画を破壊しつつ黄金のスタンダードを作ってしまったサム・ライミ監督

その後は手腕を買われてハリウッドに進出、
時は流れてスパイダーマンの監督に抜擢され
「CGで何でも出来る!」的な大作映画の監督という顔も持っているのは不思議なものですね




「デジタル放送じゃ厚塗りは通用せんで~!」




「ホラー、苦手~」って方にも先入観を排除して楽しんで頂けるよう選出させて頂きました


パッケージングされた映画観賞スタイルは要らない!!

皆様、サム・ライミの溢れるエナジーを感じに来て下さいね






って終わりじゃないっす、もう1本!









『遊星からの物体X』
(1982 監督:ジョン・カーペンター)





南極の大雪原、観測隊に紛れこみ人間そっくりに化けた「物体X(The Thing)」と人類との疑心暗鬼バトルが基地内でひっそりと行われる・・・



監督のカーペンターは、これまたギャグ要素を散りばめたホラーだったりパニック映画だったりバラエティーに富んだエンタテイーメント作を多く撮っています



今回の『物体X』はギャグ要素は少ないですが、単純なホラー映画というより
ムード漂う男臭いサスペンスという印象でしょうか





主演のカート・ラッセルもまたカーペンター監督と多くタッグを組んでいます


メタルギアソリッドのスネークの元ネタとなったのもこのコンビ作の『ニューヨーク1997』であったり、
本作の雪原もMSG1の設定へ影響を与えているのではないでしょうか




しかしカーペンター監督作のカート・ラッセルは格好良いんですよ~








ちなみにカーペンターTシャツ(監督本人の顔面)は発売中ですのでお見知りおきを





名画座でもこの手の2本立てプログラムは皆無な昨今、
ゆったりくつろぎながらシネマ観賞はどうでしょうか?





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もしくはChupkiへ直接ご連絡頂いても大丈夫ですので
お待ちしております


さよなら~