前記事「内職は高給とは限らない?」

の続きです。

 

それは暖かくなり始めた今月頭の事でした。

いつものようにミニコミ誌を配る私に、建物の上階から降りてきた男性が声をかけた。

眼鏡をかけた、青年と中年の中間くらいの年齢のしゃれっ気のない薄ら禿げ()の男性である。

いきなりこう訊かれた。

「その冊子、○○新聞がスポンサーなの?」

「いいえ、街の情報誌ですから違うと思いますけど」

「その冊子、スポンサーがどこだかわかる?」

なんか男はしつこく訊いてくる。

「いえそこまでは存じませんので。何かあったら、この冊子のここに、本社への連絡先がありますので、お問い合わせください」

私が首をかしげてそう答えるとこの男、人に尋ねて返答させておいて、聞いてないw 耳を掻きながら無礼にもこうつぶやく。

「ポスティング係りはそこまで知らないか」

はあ?

街の情報誌なんて地域の商店街や企業の協賛で成り立ってるんだろうがよ普通。大手の新聞社のおまけじゃねーよ。

「この向こうの建物はお年寄りばかりが住んでいるんだけど・・・チラシ禁止のところにも時々入ってるんで、困るんだけど・・・ポストに錠をおろしているのに何で入れるんだか(←えっ?)・・・あなた、チラシ禁止って書いてあるところに入れてないよね?」

「勿論入れてませんが」

っていうか何この薄ら禿げ、アスペか。

「ポストに錠を」って、錠をかけるのは配達物が盗まれたり紛失しないようにするためのもので、

投函口は開いてるんだから普通に郵便物や配達物は入って来るだろ?

 

アス「ねえどうすればいらないチラシを受け取らないようにできると思う?」

はあ?威力業務妨害スレスレの嫌味だな。

しかしポスティングをしているとはいえ、私もいらないチラシを受け取るのは不快である・・・迷惑なチラシにイラついたお年寄りが、片付けようとして、薄いチラシで指を切ったりするのも気の毒である。

アスペはアスペなりに、地域のお年寄りの心配をしているのだろう・・・。

「そうですね。。。ポストの入り口をテープ貼って閉じちゃえばいいと思います。郵便屋さんには申し訳ないですけど、”郵便物は○階の○○号室までお願いします”と言う張り紙を張っておけばいいと思います。それしかないと思います。」※貼ったテープを無理やりはがしてチラシなんか入れたら、器物損壊で現行犯逮捕になるはず・・・?

というと、「なるほど、それもいいな・・・お年寄りばかりだから郵便物を取りに階段降りたり上がったりするの大変だし・・・」とブツブツつぶやきながら、行ってしまった。

 

あいかわらずアスペに絡まれる自分なんだなあ、とぼやきながら家に帰って主人に報告すると、

「なんだそいつ、ポスティングしてる人にチラシ寄越すなとか・・・イミフ・・・人妻とトークしたかっただけなんじゃねえの?」

「あなたじゃあるまいし()」

 

自分としては、錠ついてるポストなのになんで入れるんだよ発言に引いたかなw

ASPハケーン!