「以下は、旧版『筋権党宣言 草稿』に、その後発見されたか原稿や資料をもとに再編集したものである。特に前半には動画資料が追加された」

 

 

 

気まぐれ再掲です。宜しければご覧下さい。くれぐれも過度なご期待はなさらないで下さい。

「はじめに

以下は『天宝5号事変』後の捜査で押収された文書を発見順に羅列し、公開のために刊行したものである。このうち、冒頭以下、大半の部分は佐和山清太郎が生前にリーフレットとして頒布したものである。その後の部分は佐和山を信奉する集団、自称『佐和山研究会』が佐和山の遺稿を編集して出版しようとしていたものを警察が押収したものである。

もとより最終的にどのような形になる予定だったものかは不明だが、同『事変』のような惨劇を二度と引き起こさないために、世の諸賢子の学術研究に供するために、ここに草稿の偶然的な発見順にそのまま、できるだけ手を加えずに刊行する」

 

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「人間は『万物の霊長である』というのはまったく正しいのであるが、そのように言う時、『万物の霊長であるからには生物として一定以上の筋力を有している』ということを前提として含んでいる」

 

 

 

 

 

 

「このことは人間と自然環境のかかわり方をも規定している。人間と自然界のかかわりは、一つには内なる自然としての自己の心身と自我、そしてその自我を取り巻く他者が取り結ぶかかわりである。

 

 

 

 

↑『筋力に劣る者』の例。これでは自らの腕力で国防に貢献することはできない。つまり国民ではないので人間と呼ばれるのに値せず、本来は『非国民』=『非人間(人でなし)』として扱われなければならない。そのように扱われていないのは国家の温情による。

このような者は何者にもなれない。せいぜい「大昔の餓鬼軍団」か「再生雑魚怪人軍団」くらいのものである。

そしてもう一つは外なる自然としての所謂『自然環境』と人間一般が取り結ぶ関係である。

 

 

そして後者の『人間一般』の中には当然すべての個人が含まれるのだが、前者にせよ後者にせよ、すなわち自分の心身とにせよ外なる自然とにせよ、歪みのない健全な正しい関係を追求するには一定以上の筋力が必要となる」

 

 

「所謂『環境問題』は万人が一定以上の筋力を有することなしには解決できない。そのために必要となる筋力の程度は世界各国それぞれの国軍がほどよく決定するであろう」

 

 

「〔20230725〕『健康維持』のためのあらゆる動作に一定以上の筋力が必要である。しかしその筋力の域に達していない者ほどその自覚に乏しいか、甚だしくは無自覚である。

そうなった理由についてはそうでない人々は様々に想像をめぐらすが、誰もが考えるのは親をはじめとする周囲に甘やかされてすべてをやってもらったのでそれを訓練する機会がなかったのだろうということである。もちろんそれも一因ではあるが、それだけではない」

 

 

「『巧言令色鮮し仁』と言う。而して何が『仁の鮮い巧言令色』であるかを判別する基準が、『どれくらい筋力を行使しているか』によることは言うまでもない」