「以下は、旧版『筋権党宣言 草稿』に、その後発見されたか原稿や資料をもとに再編集したものである。特に前半には動画資料が追加された」

 

 

宜しければご覧下さい。くれぐれも過度なご期待はなさらないで下さい。

「はじめに

以下は『天宝5号事変』後の捜査で押収された文書を発見順に羅列し、公開のために刊行したものである。このうち、冒頭以下、大半の部分は佐和山清太郎が生前にリーフレットとして頒布したものである。その後の部分は佐和山を信奉する集団、自称『佐和山研究会』が佐和山の遺稿を編集して出版しようとしていたものを警察が押収したものである。

もとより最終的にどのような形になる予定だったものかは不明だが、同『事変』のような惨劇を二度と引き起こさないために、世の諸賢子の学術研究に供するために、ここに草稿の偶然的な発見順にそのまま、できるだけ手を加えずに刊行する」

 

 

 

 

↑『筋力に劣る者』の例。これでは自らの腕力で国防に貢献することはできない。つまり国民ではないので人間と呼ばれるのに値せず、本来は『非国民』=『非人間(人でなし)』として扱われなければならない。そのように扱われていないのは国家の温情による。

このような者は何者にもなれない。せいぜい「大昔の餓鬼軍団」か「再生雑魚怪人軍団」くらいのものである。

「筋力の強化は子供の時、特に幼少の時から少しずつ積み重ねていかなければならない。なぜなら人間の筋力はそんなに短期間に急速に成長発達するようにはできていないからである。筋権主義はある種の健康主義である以上、そのようにしなければならない。『国防国民育成のためにこれを行う』ために、アファーマティブ時代〔リリパット時代〕のように国家による幼児教育を義務化して幼少時から筋力をはじめとする身体能力を健常者に無理のない速度で逐次的に発達向上させねばならない」

「これにより、特に器質的異常のあるごく少数の例外を除き、全健常国民(健民)は一人の漏れもなくその腕力筋力で国防に貢献できるようにしなければならない。言い換えれば我が国から、更には我が国が主導して世界から『運動音痴』というものの存在をなくしてしまわなければならない。そう努めればどうしてもなくせない器質的異常は全く無視できる量にしかならない。

それによってそうした異常者の人口は、健常でありしたがって正常な社会が許容できる範囲に初めて収まるのである。『障害者にやさしい社会』、更にその意味で『多様性を重んずる社会』はそのようにして初めて実現される」

「『社会』がそうした器質的異常のある障害者に『優しくなれない』とすればそれはなぜか。『やればできる』いわば『似非障害者』が努力をしないまま、ただ怠慢で国家をはじめとする支援者に助けを求めるため、支援者がパンクするなどして真に必要とする者への支援ができなくなってしまうからである」

 

 

 

新規追