第3部、沖縄戦編。香山には半分しか自覚ないが「やり直しの歴史」が第1部のゴタゴタのの影響で第二次大戦なくなった!…つもりが、なぜかいつに間にかやっぱり起きることにでんぐり返し。いわば2.5度目の第二次大戦で沖縄戦は限りなく「ベトナム化」したゲリラ戦泥沼化の空気感。日本軍は勿論ベトナム戦争知らないので、近視病の主戦派は大喜び。そしてそれは「貧民の帝国」の〝現地使い捨て工作員リクルート〟でもあったので…。黒幕の少佐は今度は日本人女性教師と入れ替わり。女学生の看護部隊を、香山、そしていろんな理由で邪魔な女学生ひさを生贄に誘導して殺人マシーン集団に再編成するえげつな〜い作戦に成功。鉄血勤皇隊もより凶暴なテロリスト的な集団へと誘導。カルト教団みたいなヤバいとこを見ちゃったのを見られた殺せの鉄火場で、香山先生と少佐のデフォなご対面。「…まだわかってくれんのか?悲しいぞ…『小鬼』よ…」「小お…え?…あんた、まさか…少佐…?」「おお、覚えていてくれたか。サッパリ気づいてくれんから、小鬼というのは『やはり』記憶力が悪いものなのかと思ったぞ…」「…だってあんた…。クッ…てっきり死んだと思ってたわよ…生きてたんだね…」「オイオイ、酷い奴だなあ…偽善者だとはわかっていたが、そこまでとは思っていなかった…(声色を使って)ひさちゃんにも教えてあげたいわあ」「いいわよ、何とでも言えば…?ただし…だからってあんたみたいな殺人狂に染めるのはなしよ…」…

「フッフッフ…その『少佐』という響き…心地よいぞ…やはりお前の口から出なくてはな…」

「他にあんたの呼び方わからないから仕方なく呼んでるだけよ…この偽軍人の…悪党!悪いことしないで生きていくってことができないのかしら…⁉︎」

「悪い…誰がだ?これは国家の正当な戦争行為を善意で手助けしてやっているだけだ…匿名で無償のボランティアというヤツでな♪悪いのはな、私でも国家でもない、あの貧弱な餓鬼どもだーあいつらの弱さが罪であり悪なのだ!殺人狂に染めるなだと⁉︎…あいつらに何をさせようと私の勝手だ。弱者に自由意志を持つ権利などない…。奴らは誰か自分より強い人間の意のままに動くのが道徳的に正常なのだ!いやはや、『歪みが正される』のは実に愉快だ」

「…あんたあっ!」

「お叱りとは心外…。感謝して欲しいものだ…私がいなければ看護部隊だの後方雑用だのの無駄飯食い…精々弾除けくらいにしかならん…戦場では早く死んでくれるのが仕事の、まさに『ゴミクズ』。それをこの私が『本物の英雄』にしてやる。『革命の礎』というやつにな。ただの犬死でも愚劣な帝国主義戦争の巻き添えでもない…お前にはわからんだろう…クズにはクズの花道というものがある。ーそれが革命ということだ…」

「お願いだからやめて…。自分が殺した人の数が一人減ったのが嬉しいけど…あんた…ほんと変わらないね…。あんたは楽しそうだけど…でもあたしはそういうのーどうかと思うよ」(以下略)