マンションのエレベータの話です。
マンションのエレベータにはビデオカメラがついているのは普通です。ただ、私のマンションのように1Fのエレベータのところにその映像が液晶で表示されるようになっているのは少ないと思う。私のマンションには、結構意見を言う(立派な)人がいて、住人の総会で要望を出し、みんながが納得したようだ。確かに、この処置はある程度の抑止力があるだろう。ただ、私にとって困ったことがあります。私はエレベータに乗ったとき、誰もいないときは自己流の「おなか体操」をやっているのですが、1Fでだれかが見ていると思うと、すこしやり難い。やり難いというのは、一応気にせずやっているということ(私は、さすがに駅のホームではやりませんが、やっている人を見たことがあります)。

で、首記の音楽の本です。

●中世ルネッサンスの音楽/皆川達夫/講談社現代新書ああ
T.G.ゲオルギアーデスの「音楽と言葉」(講談社学術文庫)を読んで、言っていることがなかなか頭に入らない。こういう場合は、実は秘訣がある。「もう一冊、同様な本を読むこと」です。ただ、著者は違うのが望ましい。私の経験では、これをやると情報が相互に補完され理解が進む。それで、○十年前に読んで、今は頭に全く残っていない(よく言えば消化された)下記の本を、もう一回読むことにしました。なお、左記の表紙は「バロック音楽」ですが、掲題の表紙が無いので代用です。購入は昭和52年という気が遠くなるような昔の本です。いつか読み返そうとおもって取っておきました。

●本の構成
第1章キリスト教と音楽
第2章中世世俗音楽の隆盛
第3章多声音楽の展開
第4章新しい芸術の誕生
第5章ルネッサンス音楽を作った作曲家たち
第6章ルネッサンス音楽の広がり
第8章宗教改革のはざまで

今日は覚書は次回回しでやめておきますが、キリスト教と音楽の結びつきは、「ユダヤ教とキリスト教が偶像崇拝を禁止していた」こととの関連を言っている。実態は、ちょっと違うような気もするが・・・。なお、この本も「バロック音楽」と同様に、現在の知見をベースに加筆修正して再発行してもらいたい。今でも、一般の人が読む本としては貴重です。

●見たDVD
●ニューオリンズバロック
昨日、錦糸町の本屋さんで音楽の本を探したのですが、めぼしい(安くて面白そうなものと言う意味)本は無い。それでこのCDを買いました。このれは1947年のアメリカ映画です。演奏がふんだんにあり、ストーリィは単純ながら当時のJAZZのおかれた状況も垣間見ることができる。なんといっても、すごいのはルイ・アームストロング (1901年-1971年)が本名(というかニックネームの"サッチモ"で)ででていること(。そして演技がうまい。
  ★
これを書いていて、ふと思い出した。仙台の中学校(宮城野中学校)にいるときに、同級生のきれいな女性の両親の職業欄に「バンドマン」というのがあった。最近は、個人情報保護があって公開されないのでしょうが、なんというか、カルチャーショックだった記憶があります。そのころ、仙台にもキャバレーがいくつかあって、そこではバンドの生演奏をやっていた。そして、その経営者(○○商会といった)の息子が同級生にいた(友達ではない)。彼が、中学生のままきれいなお姉さんの後ろでドラムを弾いていた(らしい)
。正直に言うとうらやましかった。かれは、中学の文化祭でもバンドで演奏をやったことがある。すごい盛況で、(なんせ、プロの楽団でもやっていたので)キャーキャーだった。正直に言うと、これが私が地味ながら(クラシック)ギターをはじめた動機のひとつです。彼は、いまごろどうしているだろう。社長になってやっているのだろうか。

・・・ということで。