先週の日曜は、東京もめずらしく大雪ででした。でも、私の車は冬タイヤなので積雪3cm程度の雪は全然大丈夫でした(過信は禁物ですが)。その中で、図書館でCDや本を借り、銀座山野楽器での無料演奏会に行きました(これが、今年はじめての演奏会です)。以下は、その覚え書きです。

●ルターとクラーナハへの旅/松田 至弘/牧野出版AA
図書館で”クラーナハ《ルター》/マルティン・ヴァルンケ/岡部由紀子訳”を借りようとしましたが、なかったので、この本を借りました。著者は、秋田県の高校の校長や秋田県の高校文化連盟会長を務めた方らしい(それにしても、この「高校文化連盟」はなにをやっているのだろう)。この方は、おそらく歴史の先生かなんかだと思います。内容は、私が期待したのとは違って旅行記でしたが、写真が豊富で且つさすがに先生だけあって、「ルターはどう評価されているか」という題で下記のような何人かの著名人の記事が載っています。
○カール・バルト(プロテスタント神学者)
○ゲーテ(詩人、作家)
○レオポルド・フォン・ランケ(歴史家)
○エンゲルス(社会主義者)
○トーマス・マン(作家)
○ヨハネ・パウロ(ローマ教皇)

私にとっては、この記事が面白かった。なお、クラーナハ(1472-1553)の画もルターが入っている画は"説教するルター"の1枚だけでしたが、他の画もルター(1483-1546)と同時代の画と思うと面白い。また、ヂューラー(1471-1528)もルターと同時代で、ルターの宗教改革を支持したというのも、この本で判りました。実は、20年ぐらい前になりますが、出張で近くのエアランゲンに行ったときバスと地下鉄を乗り継いでニュルンベルクに行って、デューラーハウスとかを見て鉄道で帰ってきたことがあります(私にとってはすごい冒険でした)。そうそう、日曜はエアランゲンの店はほとんど閉まっていて、唯一マクドナルドだけが営業していました。また、エアランゲンの駅前広場に行く途中の教会でパイプオルガンの演奏(の練習)を聴き、その生の感覚に聞き惚れたのを覚えています(曲名は判りませんでした)。ました。当時私は、ルターには全く興味が無く(なんせ中学レベルの知識しかなかったので)、ニュルンベルクといえばワーグナーの楽曲の舞台であり、ナチ・ヒットラー発祥の地という理解でした。

●さらばモスクワ愚連隊/五木寛之/朗読若山弦蔵/新潮社
私は、図書館では、音楽の本やクラシックとJAZZのCDを借りるほかに、朗読のCDを借りています。今回は、このCDを借りました。五木さんのこの本は、大学時代に読み、その後すっかり忘れていました。吹き替えのTV映画で懐かしい若山さんの朗読でこの小説を聴くと、この小説は(恥ずかしいくらいに)かっこいい。五木さんも若かった(と僭越ながら思います)。この小説のは、元ジャズピアニストの「私」が、社会主義体制下のソビエトで日本のジャズマンの興業を行なう準備でモスクワを訪れたときの(かっこいい)エピソードを書いたもの。ジャズの音楽に対する表現は、さすがにプロの物書きですばらしい。この本を音楽表現という見方でも読める(聴ける)のが楽しい。

●J.S.バッハ ミサ曲ロ短調/レオンハルト指揮/オランダ・コレギウム・ムジクム・バッハ画商団他
BB
自分でこの曲のCDを買うときにはSACDにしようと考えています。ただ、その前に図書館で借りられるCDはひととり聴いておこうと思っています。私の力量では、この曲の感想は書けませんが、そのかわり、最近購入した吉田秀和の文庫本のこの曲の解説を読んでいます。


●その他借りた本とCD
●バッハ全集第9巻
●バッハ全集第15巻
●ベートーベン、シューベルトピアノ三重奏曲/カザルス・トリオ

●その他購入したCD
●マラン・マレ 夢見る女、その他ヴィオール作品集/ソフィー・ワテイオン(ヴィオール)

時間切れなので、ここまでと。
(以下は、システムが、ブログの内容を見て、それに近い広告を出している。無料のブログだから仕方が無いのですが、すこしつらい。)