●国家・個人・宗教-近現代日本の精神/稲垣久和/講談社現代新書
国家
この本の著者は、国際キリスト教大学教授です。この本の構成と主な内容を記します。
●序章 国家と個人、そして宗教
国家と個人の間には「市民社会」があると言っている。元首相小泉さんの靖国参拝を、公的立場を曖昧にして「個人の問題」にすり替えられたと言っている。
●第1章 国家神道と自我の問題―「公」と「私」
●第2章 戦前の新宗教の弾圧―正統と異端
●第3章 知識人の苦悶―西田幾多郎と南原繁
●第4章 戦後憲法の読み直し―市民的公共性
●第5章 「個人」の擬似宗教の暴発―オウム事件
●第6章 「国家」の擬似宗教の暴発―愛国心と靖国と
●終章 「公共の福祉」のために―環境と共生