●笠原潔他の「西洋音楽の諸問題」読んでます。
この本は大きいので、通勤時には読めないのですが、少しずつ読んでいます。全15章で構成されていますが、下記4章まで読みました。


1章 西洋音楽の時代区分
2章 エロイカはなぜ壮大か?

これを読むとエロイカを聞きたくなります。
3章 マーラーの「表現」の世界

同じく、マーラーのCDを聞きたくなります。ただ、通勤で聞くような曲だろうか。
4章 真のショパン演奏を求めて

ショパンは、アマチュアに対しては弾きやすいように変えて指導していた。私には、そういうやり方に違和感はないが、そうでないピアニストがいるのかも知れない。そうでなければ、わざわざこんなタイトルにするはずがない(のではないか)。


どれも、私にとっては大変面白く新鮮でした。この本は放送大学の教科書ですが講義を聴けなかったのが残念です。後でブログで感想を書こうかと。


●磯山雅さんが選んだバロック音楽を聞いてます。
「バロック音楽名曲鑑賞事典」を読んで少し刺激を受けたので、磯山雅さんが選んだバロック音楽を聞いています。私のこの時代のCDは大変お粗末(他も同じ)ですが、CDラックや押し入れに入れているCDの箱から捜しだして、下記のようなCDをiPODに入れて聴いています。


○ラ・フォリア-有名なリコーダ作品/フランス・ブリュッヘン
磯山さん推薦の涙のパヴァーヌが入っています。
○皇帝レクエイム-フックス作品集/ルネ・クレマンシック指揮/クレマンシックコンソート
磯山さんの推薦曲は入っていませんが、フックスの作品で、タワーレコードのベストセラーになったというCDです。
○カンタータ140番、147番/アーノン・クール指揮
どちらの曲も磯山さんが選んでいますが、彼は140番は勧めるものなしとしています。147番はアーノンクール盤を勧めていますが、私の持っているCDは、推薦CDとは異なる合唱団のもののようだ。
○めぐりあう朝

映画のサウンドトラックですが、フランスで数々の賞をとったCDらしいです。CDを車に入れているので、後で追記しますが、宮廷音楽家として成功したマレとその孤高の師匠(サント・コロンブ)との離別と再会の物語です。私は映画を見ていないのですが、後でDVDを見ようと思っています。


なお、バッハのその他の曲はいつも聴いているので省略します。それで思い出したが、少し前HMV(有楽町駅で降りてすぐの高速下にある店)で、名前を忘れましたがヴィオールの名演奏家のCDを試聴し、とても新鮮に感じたことがある。まだ売っていれば買って聞いてみたい(今週末にいってみようかな・・)。


●聞いているギターの曲
私の軸足はギターなので、ギターの曲も聴いています。

○アダム・ホルツマンの曲

この人の軽い上品さは心地よい。この人の演奏を聴いて、こういう演奏もありだなと思いました。テクニックがあってもよく分からない演奏もあります。彼のような軽くて上品な演奏というのはそんなにないのではないかと思います。彼のソルもメルツもいい演奏と思います。ポンセもラウロも好きです。

○宮下祥子さんのCD(パッション)

私は、偶然の出逢いを「縁」と考え大事にしたいと考えています(もちろん、偶然の中で選択をしているのですが)。単身赴任先で、偶然自宅でサロンコンサートを開いている方を知り、約2年程前、偶然にこの方の演奏会を聞きました。実はその後、まともなギター演奏会に行ったことが無いので、そのときの状況を良く覚えています。彼女は、しゃべりもすばらしかった。というより話と演奏が交互にあり、サロン演奏会ならではのいい雰囲気だった。北大大学院時代のことも話されていた(HPを見たら、大学のことは一切書いていない。彼女のポリシーらしい。それで、少し情報を落としました)。ただ、パンフレットの写真は、少し若すぎるのではないか。今の写真でも十分魅力があるので、そのほうが良いと思います。なお、彼女の演奏はダイナミックでよく響いていた。見た目に似合わず骨太の演奏で、なにより曲の構成力が感じられるのがいい(CDより良かったと思う)。今は、そのときに購入したサイン入りCDからiPodに入れて聞いています。


ということで。